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09月03日-04号

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  1. 赤磐市議会 2019-09-03
    09月03日-04号


    取得元: 赤磐市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-29
    令和 元年 9月第4回定例会          令和元年9月第4回赤磐市議会定例会会議録令和元年9月3日(火曜日)              ~~~~~~~~~~~~~~~              議  事  日  程(第4号)午前10時0分開議 第1 一般質問              ~~~~~~~~~~~~~~~              本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件 日程第1              ~~~~~~~~~~~~~~~              出  席  議  員(18名) 1番  永  徳  省  二  君       2番  大  森  進  次  君 3番  佐  藤     武  君       4番  佐 々 木  雄  司  君 5番  光  成  良  充  君       6番  保  田     守  君 7番  大  口  浩  志  君       8番  治  徳  義  明  君 9番  原  田  素  代  君      10番  行  本  恭  庸  君11番  松  田     勲  君      12番  北  川  勝  義  君13番  福  木  京  子  君      14番  佐  藤  武  文  君15番  岡  崎  達  義  君      16番  下  山  哲  司  君17番  実  盛  祥  五  君      18番  金  谷  文  則  君              ~~~~~~~~~~~~~~~              欠   席   議   員                な         し              ~~~~~~~~~~~~~~~              説 明 の た め 出 席 し た 者市長      友 實 武 則 君        副市長     前 田 正 之 君副市長     川 島 明 昌 君        教育長     内 田 惠 子 君総合政策部長  安 田 良 一 君        総務部長    塩 見   誠 君財務部長    藤 原 義 昭 君        市民生活部長  作 本 直 美 君保健福祉部長  入 矢 五和夫 君        産業振興部長  有 馬 唯 常 君建設事業部長  杉 原 洋 二 君        会計管理者   末 本 勝 則 君赤坂支所長   土 井 常 男 君        熊山支所長   矢 部 恭 英 君吉井支所長   是 松   誠 君        消防長     井 元 官 史 君              ~~~~~~~~~~~~~~~              事 務 局 職 員 出 席 者議会事務局長  元 宗 昭 二 君        主幹      黒 田 未 来 君              ~~~~~~~~~~~~~~~              午前10時0分 開議 ○議長(金谷文則君) おはようございます。 ただいまの出席議員数は18人であります。したがいまして、定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。 9月2日の本会議に引き続き、本日の会議を開きます。 本日の議事日程につきましては、お手元に配付済みのとおりであります。 本日は昨日と同様、一般質問を行います。 質問は質問席で発言願います。初回は一括質問とし、再質問以降は一問一答といたします。質問回数は、赤磐市議会会議規則第56条ただし書きの規定により、3回を超えることを許可いたします。質問については、赤磐市議会会議規則第55条の規定により、全て簡明にするものとしております。1人の質問時間は30分以内であります。 質問順序は、お手元に配付した一般質問通告表のとおりであります。 報道関係者の議場内での撮影及び電子機器の使用を許可しておりますので、御報告いたします。 ここで、内田教育長より、昨日の福木議員の一般質問に対する答弁の訂正申し出があり、許可しておりますので、発言を許します。 内田教育長。 ◎教育長(内田惠子君) おはようございます。 昨日の福木議員の学校給食問題についての再質問に対する答弁の訂正をさせていただきます。 学校給食に関するアレルギー対策についての答弁で、国や県の基準が27品目と答弁いたしましたが、正しくは国や県の一般除去食の対応品目が27品目でございますので、訂正をお願いいたします。 以上です。 ○議長(金谷文則君) それでは、これより日程に入ります。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(金谷文則君) 日程第1、一般質問を行います。 通告順に従いまして一般質問を許します。 まず、8番治徳議員の質問を許します。 8番治徳議員。 ◆8番(治徳義明君) 皆様おはようございます。 それでは、通告に従いまして4項目お伺いいたします。よろしくお願いを申し上げます。 まず初めに、児童虐待防止に向けた取り組みについてお伺いいたします。 痛ましい児童虐待事件が相次ぐ中、厚生労働省公表の速報値によると、平成30年度の全国児童相談所における児童虐待相談対応件数は、心理的虐待身体的虐待ネグレクト、性的虐待、合わせて15万9,850件で、統計をとり始めた1990年度からふえ続けているそうです。この数字はあくまでも相談対応を行った件数であり、相談に至らない児童虐待のケースを含めると、さらに多くの児童虐待が私たちの社会の中で起こっていると専門家は指摘をしております。もうお願い、許してくださいと書きつづって、両親の虐待により亡くなった東京都目黒区の5歳の女の子、また児童相談所などでは虐待の実態を把握していたにもかかわらず、父親の虐待をとめることができず亡くなった千葉県野田市の小学4年生の女の子の虐待事件など、報道をされるたびに心が痛みます。 そのような状況の中、近年、国も児童福祉法児童虐待防止法などの改正を何度も行うなど、増加する児童虐待への対策強化や予防、早期発見の取り組みを行っています。体罰を容認する根拠の一つになっていると指摘のある民法の懲戒権のあり方についても、今後検討されるとお伺いをいたしました。子育てするならあかいわ市を掲げる本市も、児童虐待の根絶に向けてさらなる対策の強化や発生予防に全力で取り組む必要があります。 そこで、以下7点お伺いをいたします。 1点目として、本市の児童虐待相談対応件数など、現状はどのような状況でしょうか。 2点目として、本年、さきの千葉県野田市の事案を踏まえて緊急安全確認を行っていると思いますが、結果はどのようなものなのでしょうか。 3点目として、本市では安心して子育てできる環境を充実させるために、妊婦出産から子育てまで切れ目なく母子を支援する日本版ネウボラである子育て世代包括支援センターと障害者に関する相談窓口である障害者基幹相談支援センターの機能を合わせた子ども・障害者相談支援センターである、いわゆるりんくステーションを開設して取り組まれていますが、現状と課題をお伺いいたします。 4点目として、政府は児童虐待防止対策体制総合強化プラン、いわゆる新プランなどで、防止対策強化のために子育て世代包括支援センター、本市でいえばりんくステーションとは別に子ども家庭総合支援拠点の設置を推進していますが、取り組まれていくんでしょうか。 5点目として、虐待防止のためには発生予防、早期発見が重要な課題であると考えますが、どのように取り組まれていくのでしょうか。 6点目として、学校等における児童虐待に対する防止・対応に関する体制の強化も課題の一つとの指摘もあります。今後、ともにどのように取り組まれていくのでしょうか。 7点目として、児童虐待が社会的な大きな課題となる中、子供を虐待から守るために防止条例を策定する自治体がふえています。岡山市でも本年4月、岡山市子どもを虐待から守る条例が制定されました。本市でも、条例を制定すべきと考えますがいかがでしょうか、御答弁をよろしくお願いを申し上げます。 続きまして、自転車保険加入の促進を求める取り組みについてお伺いいたします。 環境に優しい交通手段で、身近で手軽な乗り物として多くの人が利用する自転車の普及台数は全国的には約7,200万台で、自動車の台数にほぼ匹敵します。警察庁によると、2017年中の自転車側が加害者となった事故は1万5,000件を超えており、歩行者が重傷または死亡した人数は299人に上ると発表しています。そして、2013年に小学生が自転車で坂を下っている際、はねられた女性が重傷を負った事故をめぐって神戸地裁が小学生の保護者に約9,500万円の賠償を命じるなど、近年、自転車事故を起こした加害者に対して高額な賠償金の支払いを命じる判決が少なくありません。 しかし、本年4月、自転車保険加入率調査を行った民間企業のデータでは、加入率の全国平均は56%で、岡山県は47.3%だそうです。そのような状況の中、自転車保険日本損害保険協会によると、他人にけがなどを負わせた個人賠償責任保険と自分のけがに備える傷害保険を組み合わせたもので、加入した保険の種類によって補償額は異なりますが、現状では年間数千円の保険料で1億円程度の個人賠償責任補償がついたものが主流であり、自転車保険は低額の費用負担で手厚い保障が得られるのが特徴です。この自転車保険の加入を義務化する自治体も急増しています。 そこで、以下3点お伺いいたします。 1点目として、市民の自転車保険加入状況はどのようなものでしょうか。 2点目として、本市もこの課題を社会的な課題と捉え、自転車保険加入促進の取り組みを行うべきと考えますが、どのようにお考えでしょうか。 3点目として、自転車の安全で適切な利用と自転車保険等の加入の義務化を柱とした自転車の安全利用促進に関する条例を制定して、自転車利用者による自転車安全利用の実施及び被害者の速やかな救済と加害者の経済的負担の軽減に取り組む自治体が多くあります。本市におきましても、自転車の安全利用促進に関する条例を制定すべきと考えますがいかがでしょうか、御答弁をよろしくお願いいたします。 続きまして、高齢運転者事故防止対策についてお伺いいたします。これはきのうの同僚議員と質問がかぶっておりますが、御理解をお願い申し上げます。 昨今、東京の池袋の87歳の高齢ドライバー運転の乗用車が暴走して、母子2人が亡くなる重大な交通事故が発生したのを初め、高齢者が高速道路を逆走した、アクセルとブレーキを踏み間違えた、電車の線路上を走った等々、高齢者による悲惨な事故のニュースがメディアで連日のように報じられ、高齢者が引き起こす自動車事故が社会問題化しているのは皆様承知のとおりです。 このような状況の中、高齢ドライバー自身もだんだん運転に自信がなくなってきたり、また心配する家族の勧めで免許の自主返納がふえているとお聞きします。しかし、現実的には私たちのような地方に住んでいる高齢者は車がないと生活ができないという声も多くあります。先日、山陽新聞が行った高齢者運転アンケートの結果でも、生活上の必要性と安全面でのはざまで揺れ動いている高齢ドライバーの現実が浮き彫りになりました。本市も、この課題に対して積極的に取り組んでいく必要があります。 そこで、2点お伺いいたします。 1点目として、本市の高齢者ドライバー事故防止対策の現状と課題をお伺いいたします。 2点目として、高齢者ドライバーが運転する自動車を安全運転サポートする自動ブレーキやペダル踏み間違え時の加速抑制装置に改良するための助成制度を導入すべきと考えますがいかがでしょうか、御答弁をよろしくお願いいたします。 続きまして、健康ポイント制度の導入についてお伺いいたします。 2018年の日本人の平均寿命は、男性が81.25歳、女性は87.32歳で過去最高を更新して、世界ランキングでは女性が第2位、男性が第3位だそうです。高齢者白書では、2060年には男性が84.19歳、女性は90.93歳と90歳を超えると予想されております。また、2007年に日本で生まれた子供の半数が107歳を超えて長生きするとの海外の研究発表もあるそうです。まさに、人生100年時代を迎えようとしています。 健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間である健康寿命という言葉がありますが、少子・高齢化が進み、超高齢社会を迎えようとする現在、健康長寿社会構築の取り組みは最重要課題の一つであります。また、友實市長も選挙戦のマニフェストの中で、この健康長寿社会の実現を大きな柱の一つに上げられていたと記憶しております。2016年現在、岡山県の健康寿命は女性が75.09歳、男性が71.54歳とのデータがありますが、市民の健康寿命をいかに延ばすか、また健康づくりにどのように誘引するかは大きなテーマであります。 そのような中、市民を無理なく健康づくりに誘導でき、健康寿命を延ばす効果があるとして、健康ポイント制度の導入が全国の自治体で広まっております。健康ポイント制度とは、住民の健康づくり推進のためにインセンティブを提供する制度で、市民の健康づくりの活動や健康診断を受けたりすることでポイントがもらえるという仕組みです。また、医療費削減が国と自治体の共通課題となった今、医療費削減の効果がある具体的な取り組みとしても注目をされております。本市でも、この健康ポイント制度を導入すべきと考えますがいかがでしょうか。 以上、4項目、よろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 皆さんおはようございます。本日もよろしくお願いいたします。 それでは、治徳議員の質問にお答えします。 まず、児童虐待防止に向けた取り組みについての御質問のうち、りんくステーションの現状と課題についてお尋ねでございますが、お答えします。 平成30年度の相談件数ですけども、子育て関係障害者関係、合わせて1,687件です。そのうち、子育てに関する相談は471件となっており、相談内容として多いのは発達障害の相談146件、育児・しつけの相談50件、家族環境の相談43件等となっております。相談対応といたしましては、必要に応じて関係機関と情報共有しながら、継続支援につながるような対応を実施しております。また、多様な内容に対する相談支援ができるように、専門的知識や経験を有した職員として、今年度からは保健師を配置してございます。課題といたしましては、子供へのよりよい対応の仕方、家庭環境の改善、医療機関との連携など、相談者へのスムーズかつ継続的な支援が行えるよう、関係機関とさらなる連携強化が必要とされています。また、お子様連れで相談に来られた際、子供を預けるスペースがあればというような声もお聞きしております。こちらについても今後の検討課題と考えております。その他につきましては、担当の部長からお答えをします。 続いて、自転車保険加入についてお尋ねでございますけども、市民の自転車保険の加入状況につきましては、加入は任意でございまして、市民に対する調査を行ったことがございません。そのため、把握はできておりません。さまざまな保険会社がいろんな損害賠償保険を扱っており、それに加入している方もおられると思います。 次に、加入促進の取り組みについては、小学生、中学生、高校生の自転車による人身事故が県内でも多く発生していることから、小学校、中学校の自転車指導及び高校生への街頭指導時に、そして交通安全母の会等の団体に対し、チラシや啓発DVDなどで自転車の損害賠償例と危険性を説明し、自転車保険の内容を紹介し、加入促進を図りたいと考えます。 次に、自転車保険加入の義務化に関する条例につきましては、他自治体の例を参考にしながら今後検討してまいりたいと考えます。 次に、健康ポイント制度についてのお尋ねにお答えします。 健康ポイント制度は、健康に無関心であったり、知識があっても具体的な行動を行っていない市民に無理なく健康づくりを誘導するきっかけとして、健康づくりに取り組むとポイントがたまり、商品等に交換することでさらに楽しみが加わり、継続、習慣化にもつながり、市民一人一人が健康的な生活習慣を送ることを目的にしております。 赤磐市におきましては、市民の健康づくりの支援になるよう、さまざまな教室等を企画、実施しておりますが、習慣化につながるまではまだ課題が多いと考えております。また、第2次赤磐市健康増進計画の中においても、子育て世代、働き盛り世代で運動をほとんどしていない人が多いという課題が上がっており、継続的な運動習慣づくりにつながるような取り組みが必須でございます。 今後さらに、若い世代から健康に関心を持ち、議員御指摘のような健康づくりを誘引するために、健康ポイント制度の取り組みを令和3年度から開始することを目指しております。他の自治体の例も参考に、効果のある制度づくりに取り組みたいと考えております。 私のほうからは以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 続いて、答弁を求めます。 内田教育長。 ◎教育長(内田惠子君) 治徳議員の児童虐待防止に向けた取り組みについての御質問にお答えいたします。 学校等における児童虐待防止・対応に関する体制強化についてでございますが、学校では、岡山県教育庁人権教育課から出ている「教職員・保育従事者のための児童虐待対応の手引き」、平成30年3月に出ておりますが、これに沿って児童虐待の早期発見、対応、児童相談所への通告を行っております。 学校では、欠席があれば、その日のうちに必ず家庭に電話連絡をいたしております。欠席が3日を超える場合や、虐待、いじめ等の疑いがある場合は、3日を待たずに家庭訪問を行っております。また、りんくステーションに相談機能を発揮していただきながら、連携をとりながらの対応を行っております。病気、けが等の正当な理由がなく、7日間以上の連続して欠席し、児童・生徒の安全が確認できない場合は、学校は学校警察連絡制度に関する協定に基づき警察へ連絡し、協力を得ながら対応を行っているところでございます。状況によっては、学校はケース会議を開き、教育委員会子育て支援課健康増進課、備前保健所、岡山県中央児童相談所との関係機関や赤磐市の全小中学校に配置されているスクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラー等とも連携をとり、情報と対応方針を共有しているところでございます。今後も早期発見に努め、しっかりと対応してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 続いて、答弁を求めます。 塩見総務部長。 ◎総務部長(塩見誠君) 治徳議員の高齢運転者事故防止対策についての御質問にお答えをします。 高齢者に対しましては、現状といたしまして出前講座での指導、交通安全サポート車体験会の実施、そしておかやま愛カードの普及による免許自主返納等の啓発を行っております。課題といたしましては、数多くの高齢者がおられる中、出前講座の参加者は年400人程度でございまして、啓発が十分行き届いていない現状もあり、今後も参加者をふやしていく取り組みが必要であると考えております。 また、ペダル踏み間違えによる高齢者の交通事故が多く発生していることから、所有している車に後づけで取りつけることができる踏み間違い防止装置などの整備につきましては、今後、先進自治体を参考にしながら研究してまいりたいと考えます。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 続いて、答弁を求めます。 入矢保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(入矢五和夫君) それでは、児童虐待防止に向けた取り組みについて、その他の御質問をお答えいたします。 まず、児童虐待相談等の状況でございます。 平成30年度実績は17件で、内訳としましては、ネグレクト心理的虐待身体的虐待等が主なものでございます。緊急性を伴う虐待事例は、今のところ発生はしておりませんが、児童を取り巻く環境として、ネグレクトの家庭やその他の虐待を疑うケースについては、赤磐市要保護児童対策協議会において児童を登録し、関係機関が集まり、情報や考え方の共有、連携のもと、支援方針、支援体制を図るなど、支援内容の協議を行っています。 次に、緊急安全確認等の結果でございます。 千葉県の児童虐待の死亡事件を受け、厚生労働省と文部科学省の合同プロジェクトにより、全国で児童虐待の緊急安全確認を各児童相談所が行っております。確認の結果、赤磐市の児童は全て安全が確認できており、一時保護や施設入所が必要な児童はいなかったという報告を受けております。 次に、児童虐待の発生予防、早期発見の取り組みについてでございます。 発生予防の取り組みとして市民向けの啓発を、児童にかかわるさまざまな場面で児童虐待防止のチラシの配布、キャンペーン啓発などを行っています。また、虐待に至る前に適切な支援を行うため、保健師の赤ちゃん訪問や産後ヘルパー事業、子育ての悩みを持つ親同士が触れ合う場としての子育て支援センター事業育児サークル等への参加促進など、予防的事業も積極的に展開しているところでございます。また、虐待の早期発見、早期対応及び適切な支援を行うために、赤磐市要保護児童対策地域協議会などを通じまして関係機関と連携強化による虐待への対応、ケースによる支援体制の整備を行っています。 次に、子ども家庭総合支援拠点の取り組みでございます。 国から方針も示されており、支援拠点の設置・運営に必要な知識及び技術やノウハウ等を得るための研修会にも参加をさせていただいているとともに、他市町村の設置・運営状況等も確認しているところでございます。現在はりんくステーションにおいて支援拠点の役割を担っているところでございますが、今後、専門職員の確保も含めて、支援拠点設置・運営に向けた体制整備を検討してまいります。 次に、子供を虐待から守る条例の制定についての御質問でございます。 現段階では、条例制定については未定でございますが、今後、他市町村の状況も踏まえて研究させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 一括しての答弁が終わりました。 続きまして、児童虐待防止に向けた取り組みについての再質問はございますか。 8番治徳議員。 ◆8番(治徳義明君) 大変ありがとうございます。 それでは、児童虐待防止に向けた取り組みについて再質問をさせていただきます。 2点、お伺いいたします。 1点目として、先ほど、平成30年度の実績は17件ということでございましたけども、相談経路がわかれば教えてください。わからなければ結構ですけども。 その上で、2点目としまして、相談・通報体制の充実についてお伺いをいたします。 虐待相談の相談経路のデータが厚生労働省から出されておりますが、平成30年度版を見ますと、警察等が50%、学校が7%、家庭が7%、地域が13%等々でございますが、虐待を受けている児童本人は1%と低い数字になっております。もちろん、幼い子供なので、環境的に難しいことはわかりますが、少しでも改善する必要があると考えます。そして、最近では児童虐待が広く認識され住民の関心が高まるなど、通報は多くなっているとお聞きしますが、近隣、知人なども含めて相談・通報のハードルを下げて声なき声を拾う努力が必要なのではないでしょうか。24時間体制の全国共通ダイヤル189(いちはやく)がありますけれども、LINEなどのSNSの幅広い普及で電話とのミスマッチが生じているんではないかと専門家の指摘もあります。SNS等を活用した相談体制の充実も検討する必要があると考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 入矢保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(入矢五和夫君) 議員の御質問にお答えします。 相談の経路ということでございますけれども、今回は1件は市に直接入ってきた件数、緊急性があるというようなことで通常の相談以外に通報があった件数としまして、直接市のほうに近所の方から大きな声がすると、泣き声がするということで入ってきたのが1件、それと警察のほうにやはり近所の方から通報がありまして、児童相談所のほうに連絡が行きました。そちらから現認をということで、うちのほうに連絡が入った件数も1件ありました。幸い、どちらも深刻な虐待事件ではございませんでしたけれども、今後もしっかり注意をしていきたいと思います。その他は、こちらの窓口に来られて相談をするというような方は、やはり御家族の方が多いという状況でございます。 それともう1つ、SNSの活用はどうかという御質問でございます。 児童を含め、現代の若者は電話よりもSNS等を使ったコミュニケーションというのが主流となっております。厚生労働省のほうでも、県や指定都市、また児童相談所を設置した自治体にSNSを活用した相談窓口を開設、運用するための整備事業ということで、大都市のほうでは試験的な導入も開始されているというような情報も聞いております。こうした国、県の動向も見据えながら、子供本人や子育てに悩む多くの人々が利用しやすい相談窓口の充実を図ることは必要だと思います。県の児童相談所等とも協議を進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 治徳議員、よろしいか。 8番治徳議員。
    ◆8番(治徳義明君) ありがとうございます。 きのうも児童虐待のニュースが報道されておりましたけども、この課題はもう根絶に向けて取り組んでいくことが重要であり、必要であります。全力で取り組んでいただきたいと考えますが、しかしながら子供の権利擁護、発生防止、早期発見、発生時の迅速・的確な対応、社会的養育の充実・強化等々、防止対策の抜本的強化は非常に難しい課題であるとも思います。ですから、条例が必要なんではないでしょうか。条例を制定することが行政の予算や体制強化の後押しになると考えます。そうは思わないでしょうか。 岡山市が本年4月に岡山市子どもを虐待から守る条例を制定されました。前文には、子供は未来からの使者であり、生まれた瞬間から既に一人の社会的存在であり、立派な人格を有するとあります。この考えがこの条例の骨格、理念だと思いますが、それだけではなく具体的な対策も盛り込まれております。例えば、虐待防止対策では48時間ルールというのがあります。虐待通告から原則48時間以内に直接子供の安全を確認するというルールですが、しかしながら守られなかった事例があるとお伺いいたします。岡山市の条例の中で、この48時間ルールも具体的に規定をされております。児童虐待防止を根絶していくためには条例が必要不可欠と考えますが、再度御答弁をお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 入矢保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(入矢五和夫君) 条例の制定につきましては、県内でも子供を虐待から守る条例を定めている自治体、幾つかございます。全国で痛ましい虐待事件が発生し、国でも改正児童虐待防止法及び改正児童福祉法が成立し、来年4月から施行されるといった社会情勢のほうもございます。国や他の自治体の動向もしっかり考慮いたしまして、条例の必要性、そのあたりも含めまして、今後、市で子供の安全を守るために何をすべきか、条例の制定等も必要かというふうな検討も必要と思います。関係機関と連携して協議を進めていきたいと思います。 ○議長(金谷文則君) 治徳議員、よろしいか。 8番治徳議員。 ◆8番(治徳義明君) ありがとうございます。 最後に、友實市長にお伺いをいたします。 専門書を読みますと、この児童虐待の直接的な要因は、生活、ストレスの積み重ねなど、4点ほど上げられるそうでありますが、しかしながら根本的には経済格差による貧困の問題であるとか、孤立化などの社会的な大きな大きな課題が背景にあると考えます。そして、市町村の役割として、ショートステイなどの在宅育児支援に力を入れるべきだと訴える専門家もいらっしゃいます。私たち自治体も、児童虐待の根絶に全力で取り組んでいきたいと考えますが、友實市長の所見をお伺いいたします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 私の所見ということでございます。 昨今の全国で起こっている本当に痛ましい事件、これを見るたびに心を痛めているということでございますが、本市においてもこのような事件が起こらないように、市としても行政全体で、教育委員会も含めて一体となって対応する必要があろうかと思います。そのためにも、市長部局、教育委員会、そして児童相談所、関係機関、全ての機関が一丸となって対応するというふうに思います。りんくステーションの機能についても、この機能があります。多くの相談が寄せられている中に、潜在的にこういった問題につながっていくこともあることと存じます。そういったことから、事件が大きくならないうちに早期に対応ができたらと思っております。どうかよろしくお願い申し上げます。 ○議長(金谷文則君) 治徳議員、よろしいか。              (8番治徳義明君「ありがとうございます」と呼ぶ) それでは続きまして、自転車保険加入の促進を求める取り組みについての再質問はございますか。 8番治徳議員。 ◆8番(治徳義明君) ありがとうございます。 自転車保険加入促進を求める取り組みについて再質問をさせていただきます。 ただいまの御答弁では、いろいろな形を通して保険加入促進を図っていくとのことでありますが、反面、自己責任であり、実態も把握していないとの趣旨の御答弁もあり、社会的な課題と捉えていないと全体的な印象を持ちました。 しかしながら、国は近年、大きな課題として捉えてきております。自転車活用推進法に基づく推進計画の中では、保険加入義務化の検討を行っていくと言明もされております。過去のデータでは、自転車利用者が加害者となる事故の約4割が20歳未満、つまり未成年者であります。保護者にも責任が出てきますが、これが自転車事故の大きな特徴の一つと考えます。そして、国や多くの自治体が保険加入の義務化を検討する要因の一つでもあります。もちろん、自転車保険は自動車損害賠償責任保険のような強制保険ではないので、条例で保険加入を義務化している自治体でも未加入者に対して罰則規定は設けておりませんが、本年、民間企業が行った自転車保険加入率の調査では、義務化をしていないエリアの加入率が49.8%に対して、義務化をしたエリアでは64.3%と高くなっているそうです。そこに条例制定の大きなメリットがあると考えます。先日、テレビで東京都が自転車保険の義務化を伴う条例を制定するという報道もありましたが、自治体にとっても積極的に取り組む課題であります。また、国土交通省も、自転車保険の認知度はまだ高くないために、より多くの自治体に条例を制定してもらいたい意向であるともお聞きします。また、条例では、重要なのは自転車保険等の加入の義務化とともに、自転車の安全で適切な利用を促すことであります。通告では、保険加入オンリーの条例と誤解を与えたのかもしれませんが、最近、スマホを操作しながら自転車に乗って走っている若者をよく見ますが、自転車利用のルールやマナーを守っていくことは重要であります。自転車利用者が加害者にも被害者にもならないように、積極的な取り組みも必要だと考えます。 そこで、自転車の安全、適切な利用並びに自転車保険等の加入義務化を柱とする自転車の安全利用促進に関する条例を制定すべきと考えます。再度、御答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 塩見総務部長。 ◎総務部長(塩見誠君) 治徳議員の再質問にお答えをさせていただきます。 自転車の保険の義務化でございますが、先ほど治徳議員が言われましたとおり、他の先進自治体について私どもも調査をさせていただきました。そうした中で、代表的な条例につきましてちょっと御紹介をさせていただきますと、先ほど言われましたように自転車の損害賠償保険の加入の義務化という項目もございますが、実際はそのほかには自転車の安全な利用に関しまして、市の役割であったり市民の役割、学校の役割、事業者の役割ということで、いろんな立場の人が自転車を安全に乗るに当たってどういうふうなかかわり合いを持つかというような条文も入っております。今後、この条例の制定につきまして検討するに当たりまして、どうしても自転車に乗っていらっしゃる市民の方へ義務を課すというような重大な案件の条項を入れる必要がある条例でございますので、ちょっとこのあたりは慎重に、他の自治体の例、運用の実績等を参考にしながら検討をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 治徳議員、よろしいか。              (8番治徳義明君「ありがとうございます」と呼ぶ) それでは続きまして、高齢運転者事故防止対策についての再質問はございますか。 8番治徳議員。 ◆8番(治徳義明君) ありがとうございます。 高齢運転者事故防止対策について再質問をさせていただきます。 きのう、同僚議員も取り上げられておりましたが、さきの山陽新聞の岡山県の高齢ドライバーに対するアンケートでは、運転に不安と答えている人は42%いらっしゃいますが、しかしながら生活上の必要性を考えて免許返納をしないとお答えになっている人は79%いらっしゃるそうです。技能の衰えを感じつつも、生活事情で運転を続ける人が多い実態が改めて浮かんでまいります。そして、この課題の難しさを感じます。本市も、この課題に積極的に向き合っていく必要があるんだろうとも思います。 きのう、同僚議員の一般質問では、ソフト面では9月30日に高齢者に対して講習会を実施するとのことですが、この課題の深刻さを考えれば安全サポート車改良への助成制度も必要なんではないでしょうか。御答弁では、先ほどは啓発が十分に届いていないとの発言がありましたが、助成制度の導入こそが最高の啓発活動ではないんでしょうか。 そして、相次ぐ高齢ドライバーの事故防止のために、国も自動車業界も安全対策に力を入れています。自動ブレーキの義務化も検討されるとお聞きしています。恐らく、もう10年もすれば、安全サポート車の環境は全く違ったものになってくると考えます。今が問題なんです。今が大事なんだと思います。スピード感を持って対策を講じる必要があり、後づけ装置の普及が必要なんだろうと考えます。御答弁では、先進事例を参考に研究していくということですが、新聞では美作市、美咲町がやっていると、きょうの新聞では防止装置補助を検討すると、こういうふうに報道されておりますけども、ぜひとも前向きに検討していただきたいと思いますけども、再度御答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 塩見総務部長。 ◎総務部長(塩見誠君) 治徳議員の再質問にお答えをさせていただきます。 後づけの踏み間違いペダルの件でございますが、先日の一般質問の答弁でもお答えをさせていただきましたが、今月30日に交通安全ふれあい体験会というのがございます。その中で、自動ブレーキの機能を体験していただいたり、本日話題になっております踏み間違い防止機能の体験というのもございますので、市民の皆様につきましてはまずこれを体験していただきまして、踏み間違いの装置が本当にどんなかというのを考えていただきまして、その感想を寄せていただければ今後の施策の展開への参考になるのではないかと考えております。実際、踏み間違い装置の事業費といたしましては、他の自治体を見ますと取りつけ費用を含めまして大体10万円から20万円ぐらいまで、ほかの自治体では3分の2で15万円を上限とするというような補助要綱も定められておりますので、このあたりもいろいろ研究しながら、この踏み間違い装置がついたことによって運転が煩雑になって、かえって事故があるというようなことでも困りますし、一方でこの装置の有効性も新聞等で報道もされておりますので、そのあたりのことを総合的に考えまして、補助要綱につきまして前向きに検討させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 治徳議員、よろしいか。              (8番治徳義明君「ありがとうございます」と呼ぶ) それでは続きまして、健康ポイント制度の導入についての再質問はございますか。 8番治徳議員。 ◆8番(治徳義明君) ありがとうございます。 健康ポイント制度の導入について再質問をさせていただきます。 御答弁では、健康ポイント制度の取り組みを令和3年度から開始することを目指し、他の自治体の例も参考に、より効果のある制度づくりに取り組みたいと考える、こういうふうな御答弁でした。前向きな御答弁、大変にありがとうございます。ぜひとも、健康ポイント制度を導入していただきますようお願いを申し上げます。 その上で、1点確認をさせていただきます。 マイナンバー制度のマイナンバーカードには、ICチップの空きスペースと公的個人認証の部分で公的機関や民間でも活用できるものがありますが、その共通情報基盤であるマイキープラットフォームや自治体ポイント管理クラウドを活用すれば、マイナンバーカード1枚でさまざまな住民サービスや民間活用が可能になると伺っております。この健康ポイント制度にも活用はできると思います。今、マイナンバーカードの普及率が低い状況にあるとお聞きしますが、普及率向上にもなると考えます。健康ポイント制度へのこのマイナンバーカードの活用は御検討されるんでしょうか、御答弁をお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 入矢保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(入矢五和夫君) 御質問にお答えします。 この制度導入に当たりましては、いろいろな課題、解決しなければならないこともあると思います。今後検討をしっかり進めていく中で、マイナンバーカードの活用のほうもあわせて検討させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 治徳議員、よろしいか。 8番治徳議員。 ◆8番(治徳義明君) ありがとうございます。ぜひとも御検討をよろしくお願い申し上げます。 再々質問で、健康づくり推進のために、市民の健康づくりの活動や健康診断に対するインセンティブを提供するこの健康ポイント制度と同じように、ポイントを活用する制度に介護ボランティアポイント制度というのがあります。何が違うかと簡単に言いますと、この介護ボランティアポイント制度は本格的な高齢社会を迎える中で、各地域において多くの高齢者の方々がみずから介護支援などのボランティア活動に参加することでポイントを付与する制度ですが、つまり元気な高齢者のボランティアを促すことを目的とした取り組みであります。高齢者が活動を通じて社会参加、地域貢献などができ、また自身の健康増進を図ることにもつながるとして全国的にも普及しておる制度でございます。過去の一般質問で、私も何度も提案させていただいておりますが、このようなポイント制度も必要と考えますが、どのように取り組まれるんでしょうか、御答弁をお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 入矢保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(入矢五和夫君) 御質問にお答えします。 近年、介護予防活動を地域で展開する中で、地域の支え合いと介護予防に力を入れたボランティア活動が広がっており、市民の皆さんに支えられた事業展開が進んでいることを実感いたしております。 現在、市では、少し体力が落ちて自力で入浴が不安になってきたという高齢者の方を対象に、通所付き添い、入浴支援を行う入浴サポート事業というのを進めております。この事業はポイント制度ではないんですけれども、元気な高齢者も含めましてボランティアさんが主体となって実施するもので、継続的な事業継続ができるように有償でのボランティア活動をお願いする方向で検討しています。今年度中に有償ボランティアとして活躍いただけるように、研修等打ち合わせを重ねているところでございます。ポイントとは少し違うんですけれども、有償ボランティアという形で今進めている制度について御紹介させていただきます。 ○議長(金谷文則君) 治徳議員、よろしいか。              (8番治徳義明君「ありがとうございます」と呼ぶ) 以上で8番治徳議員の一般質問を終わります。 ここで、11時5分まで休憩といたします。              午前10時52分 休憩              午前11時5分 再開 ○議長(金谷文則君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 16番下山議員の質問を許します。 16番下山議員。 ◆16番(下山哲司君) それでは、3点について質問をさせていただきます。 まず、吉井地域デマンドバスの今後についてということで、今まで運行していただいて、徐々には改良していただいておりますが、改善点があるのではないかということをお聞きしたいと思います。 次に、赤磐市職員の研修内容についてということで、研修の内容についてお聞かせください。 次に、運転業務委託について問題点はないのかということでお聞きしておりますので、今回はびっくりしたような問題点が出ておりますが、よろしくお願いします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 下山議員の質問にお答えいたします。 まず、デマンドバスに関する質問でございますが、吉井地域のデマンド型市民バスにつきましては地域の移動ニーズに応えるため、昨年10月から佐伯北診療所を乗降場所に追加をし、本年4月からは当日予約に対応するなど、これまでも改善を加えております。また、昨年度策定いたしました公共交通網形成計画において、公共交通の行政として維持するサービス水準を、週2回、公共交通を利用して生活に必要な買い物及び地域の医療機関へ通院できることと定めております。今後も地域に合った運行形態等を検討しながら、その水準は維持してまいります。 続きまして、赤磐市職員の研修についての御質問でございます。 職員に対しましては、地方公務員法第39条の規定によって、勤務能率の発揮及び増進のため研修を受ける機会を与えております。研修内容につきましては、市が計画する庁内での研修や、岡山県市町村職員研修センターが企画する研修などがありまして、新規採用職員研修を初め、在職年数ごとの研修、新任の役職研修、担当業務における専門知識の習得や能力向上のための研修などにも積極的に参加をしています。 また、コンプライアンス遵守に関する取り組みにつきましては、新規採用職員研修や公務員倫理研修などの受講によって知識を深めるとともに、職員倫理規程にもありますよう、法令等を遵守し、公正な職務の執行に努め、市民の疑惑や不信を招くような行為の防止を図るよう、日ごろから職員への周知に努めております。また、公益通報制度の確立や不当要求行為への対策についても研修を行うなど、コンプライアンス違反による不祥事を防止する仕組みづくりについても取り組んでおります。 続きまして、運転業務委託についての御質問にお答えいたします。 8月29日に本件につきまして、市内部の調査結果を教育長より御報告をいたしました。本報告書によりますと、大きな問題として給食配送者の予備要員の必要性が認められなかったこと、勤務を確認する方法が不十分なまま賃金が支出されていたことなどといったことが指摘されております。市民の皆様の信頼を大きく損なうこととなったことに対しまして、まことに遺憾に思っております。この場をおかりして皆様に心よりおわびを申し上げます。申しわけございませんでした。 なお、問題点の詳細について、調査を担当した部長のほうから説明を申し上げます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(金谷文則君) 続いて、答弁を求めます。 内田教育長。 ◎教育長(内田惠子君) 下山議員の運転業務委託についての御質問にお答えいたします。 今回の臨時職員の任用につきましては、調査の結果、不適切な事務処理が認められました。緊急対応で、運行の継続、安全・安心な運行を最優先に取り組んでいたため、事務処理の十分な確認ができていなかったとはいえ、落ちついた段階で再度精査すべきであったと考えております。このような不適切な事務処理があったことを深く反省するとともに、市民の皆様、議員の皆様に深くおわび申し上げます。申しわけございませんでした。今後につきましては、適切に事務処理を進められるよう、チェック体制の見直しをしっかりと行ってまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 続いて、答弁を求めます。 塩見総務部長。 ◎総務部長(塩見誠君) 私のほうからは、運転業務委託の問題点についての御説明をさせていただきます。 8月29日に本件につきまして、市内部の調査結果を教育長より議会に御報告をいたしました。その内容につきましての御説明をさせていただきます。 今回調査いたしました対象者につきましては、スクールバス等の運転手5名、運転に関連する事務員1名、給食配送車の運転手として任用いたしました予備要員1名の合計7名で、いずれも市の臨時職員でございました。 臨時職員の任用に当たりまして、次のとおり不適切な点がございました。 まず、給食配送者の予備要員について、任用の緊急性や必要性が認められなかったこと。この予備要員に対しまして、待機業務として賃金を支払っていましたが、支出すべき業務とは認められなかったこと。また、勤務実態もございませんでした。この予備要員につきましては、勤務を確認する方法が不十分なまま賃金が支出されていました。この予備要員につきましては、本人に交付される任用通知書がことしの1月まで送付されていなかったこと。また、臨時職員7名について、市の要綱上、任用期間が6カ月であると定められていますが、10カ月以上任用していたことなどが主な問題点でございます。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 一括しての答弁が終わりました。 続きまして、吉井地域デマンドバスの今後についての再質問はございますか。 16番下山議員。 ◆16番(下山哲司君) この件につきましては、また次のときにしっかりやらせていただくといたしまして、まずいいお答えをしていただいとんです。その中で、当日の受け付けもやっていただけるというようなことで、一つずつ進歩はしておると思います。 それから、佐伯北の診療所を基準、これについてしっかりやるつもりで出しとったんですが、ちょっとほかのことのほうに時間が欲しくなったので、これはきょうこれで終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(金谷文則君) それでは続きまして、赤磐市職員の研修内容についての再質問はございますか。 16番下山議員。 ◆16番(下山哲司君) これも次の質問にしたかったというふうな形なんで、今お聞きしたことでこれについてはコンプライアンスということが大事なというのをやろうと思うたんですが、これもそれを飛び越えていますので、これでよろしいです。 ○議長(金谷文則君) それでは続きまして、運転業務委託についての再質問はございますか。 16番下山議員。 ◆16番(下山哲司君) これにつきましては、先般、臨時職員の調査報告の際に全協をしていただきましたが、北川議員のほうからわしが金をもろうとったらわしはやめると、こういうような言動がございましたが、私も吉井地域から今日まで30年この場へ立たせていただいとって、吉井地域で今は2人しか議員がおりません。そういう中でそういう言動をされると、私はどういうふうに言われているかというと、おまえがしゃんとせんからそういうことになるんじゃ、こういうて言われようるわけです。ですから、同僚議員としてよくないことはよくないということではっきり申し上げさせていただきます。北川議員の名前が出ますけど、それは仕方ないことだというふうに思ってください。 それでは、1つ、一番に、最後にやろうと思うたんですが、職員の方の身分、今2人欠席されて、もう1人、3人対象者ということでお話がありましたが、これについては私は今までの友實市政になってから総務委員会の議事録を見ていただければいいと思いますが、市長、副市長、教育長、この方々がきちっとした対応ができとったらこういうことは起きないというふうに思っております。 その中で、最後の教育長の見解で、このような行為を行った職員に対しては厳正な処分を行う。私情けないです。三役がしっかりしないからこういうことになったんです。職員だけ厳正な処分をする。教育長、あなたはどういうふうに考えとんか、後でしっかり答えてください。とにかく、職員さんを処分するんじゃったら3人とも処分してくださいよ、自分らを。首を落とすような、よそのほうで起きた、女のために金を使ったとかばくちのために金を使ったとかそういう問題じゃないんですよ、この事件は。職務としてやらされたことに間違いがあったんです。間違いが起きるような状態をつくったのは誰ですか。三役じゃないんですか。私はそう思っています。職員がもし処分をされるようなことがありましたら、この問題は私は大きく、公務員ですからある程度の処分は仕方ないと思います。しかし、この間、三役が一言も自分の処分のことは話されない、これが一番情けない。一番問題があるのは使用者責任と管理者責任ですよ。それを職員に押しつけて職員を処分する、もってのほかですよ。赤磐の市民の皆様がどういうふうに思われるか知りません。私の言っていることが違う、公務員は悪いことをしたら罰するんじゃというのが原則かもしれません。しかし、その状態をつくったのは三役です。私はそう思っています。それについてしっかりお答えください。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) さまざまなことが起こりました。その責任について、市長である私の責任も重いものがあると認識しております。この点を踏まえて、今ここに再度市民の皆様に深くおわびを申し上げる次第でございます。どうも申しわけございませんでした。今後、職員に対してどうするのかにつきましては、そういった検証もしながら検討をしていくということでございます。そのときには、またそれなりのことを申し上げさせていただきます。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 内田教育長。 ◎教育長(内田惠子君) このたびの件につきましては、管理監督の責任者である私の状況の中で起こった出来事でございます。大変申しわけなく思っております。申しわけございませんでした。その中で、今私が思っていることは、その状況の中で市民の皆様の信頼回復に努めるために、再発防止に向けて一生懸命取り組むことが責務ではないかと考えております。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 前田副市長。 ◎副市長(前田正之君) このたびのこの件につきましては、大変市民の皆様方の信頼を損ねるということで重大な問題だと受けとめております。先ほどの御指摘のとおり、私の責任というものも重大だと思っております。 その中で、まずはこの案件の最終的な原因の追求であるとか、今後の方向性というものをしっかりと私の立場で整理していくのが私の現在の責任だと思っております。市長同様、今後しっかりとこの問題に対応したいと思っております。このたびは大変申しわけございませんでした。 ○議長(金谷文則君) 下山議員、よろしいか。 16番下山議員。 ◆16番(下山哲司君) 職員さんの件は、やっぱし三役の責任を加味しながら判断をしていただきたい。発表する前には議員に知らせてくださいよ。決定する前に知らせてくださってもいいんですよ、これは。その辺の答弁を願いたい。 それから、教育長に関しては、あなたはまだ責任感の感じようが足りないですね。全く私はそう思います。あなたが教育長になったときに私はいろんな指摘をさせてもらいました。指摘したことを生かして教育長をやっていただくのかと思えば、こういう問題が起きるということはあなたの責任ですよ。答弁ください。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 内田教育長。 ◎教育長(内田惠子君) 下山議員の後半部分の答弁をさせていただきます。 責任についてはどうかという問題でございますが、責任は十分感じております。その上で、今すべきこととして先ほどの答弁をさせていただきました。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 前田副市長。 ◎副市長(前田正之君) 先ほどから指摘をいただいております職員の処分につきましては、適正な処理を行っていきたいというふうに考えております。よろしくお願いします。 ○議長(金谷文則君) 下山議員、よろしいか。 16番下山議員。 ◆16番(下山哲司君) 今の件はしっかり三役の責任を感じて、職員に押しつけないような判断をしていただきたいと思います。 それでは続きまして、監査報告とそれから前の臨時職員の調査の報告についてをお聞かせ願いたいと思います。 まず、私、さきに一般質問でたびたび北川議員の問題については指摘をさせていただきました。その件について、市長がきちっと対応ができとったらこういう問題は起きてないんだと。ずるずるずるずる物を引っ張ったようなことをするからこういう問題が起きるんだと。ここで、きちっと市長の対応ができるかできないか質問させていただきます。 まず、監査報告書の中に、一番問題なのが事実関係の補足確認ということで監査報告をしていただいております。この中で、臨時職員要綱で日額または時給で雇用となっているが、教育委員会が特別に認めたものとして、これの説明を教育長、してくださいね。監査のほうはそれで結構です。 それから、順番が行ったり来たりしますが、まず一番にパワハラがなかったと、こういう報告がございました。このお話を私はお聞きしたんですが、関係者の仕事場へ4人の方が押しかけていっていろんな話をせられたそうです。全部までは言いませんが、その4人は誰と誰と誰だったんですか。その報告をしてください。 それから、一番大事なのは、教育委員会及び市長部局で検討した結果、現在に至ったと。これは市長部局も教育委員会も、自分らの都合の悪いことを隠すためにやったとしか考えられないような状況です。それについてどういうふうなことでそうなったのか、説明を願います。 それから、市議会議員の関与について報告を求められていたことについては、上述のように臨時職員の任用に当たって関与が認められました。また、複数の臨時職員から市議会議員へ金銭が渡されていたとの情報も寄せられています。これは市長、犯罪じゃないんですか。犯罪だったら市長は告発しなきゃならないんじゃないですか、私はそう思いますが。市長が北川議員と私、以前、選挙のころに指摘させてもらいましたが、私、警察と検察へ13日通いました。言いたいことは言って帰りました。私は裁判所で勝負したいからやらせてくださいとこう申し上げたら、検察の方がどう言われたか。下山さん、何でもかんでも裁判所へ上げようたら私の首のほうが危ないとこう言われた。立派な検察官だと思いますよ。私が言ったことに対しての答弁ですから。何が大事なのか。私も前にも言ったけど、税金で給料もらいよんです、今。給料じゃない、手当ですけどいただいております。それに対して、市民の方にお返しするのが私は仕事だと思っとんで、古株として皆さんが言いにくいことをかわりに言う。それが古株の仕事だというふうに思って、また今日ここに立っています。前にも言ったことがあると思うんですが、一番大事なのは市長がそのことについてきちっと市長としてぐるでないならやりますということが言えるのか言えないのか。市民の方はぐるじゃから弱みを握られとるからようやらんのじゃ、こういうて言ようられます、皆さん。携帯の電池が切れるほど電話いただくんですから困りますよ、僕も。自分のことをやりょうる最中にそんな電話ばあいただくんですから。その辺について答弁をきちっとお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 私のほうからは、市議の関与、金銭の授受、そういったことは犯罪ではないのか、もしそうであれば毅然とした対応をということでございます。 それについては、今の調査の結果からそうだということではございませんので、この後に本人も市民に向かってきちんと言わないといけないと思っております。説明責任も果たすべきだと思っております。その後に、これが議員が御指摘するようなことであれば、当然厳正なる対応をするべきと考えておりますが、今現在の情報ではそういうところまで至っていないのが事実でございます。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 内田教育長。 ◎教育長(内田惠子君) 私からは監査報告、3ページ、教育委員会が特別に認めたものとしてというところの御質問にお答えさせていただきます。 この件に関しましては、運転手の緊急の確保が必要であると認めたということで、必要な判断と報告を受けております。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 塩見総務部長。 ◎総務部長(塩見誠君) 下山議員の御質問にお答えをさせていただきます。 市の調査報告書の中で、パワハラの件の記載がございました。このときに行った職員につきましては、教育委員会の職員と総務課の職員でございます。また、76万円を返金するに当たりまして、教育委員会及び市長部局で検討した結果というのがございます。これにつきましては、この方につきましては勤務実態が全然ないということの中で、金額を返還をしていただくのがいいということの中で返還をさせていただきました。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 誰々来たのかというのは。 ◎総務部長(塩見誠君) 失礼いたしました。行った職員でございますが、教育委員会の課長、所長、あと総務課につきましては職員でございます。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 下山議員、よろしいか。 16番下山議員。 ◆16番(下山哲司君) 総務部長にしてはそういう答弁しかできんのだろうと思いますが、弁護士さんや警察の方もおられたんでしょ、総務には。どうもそういう答えが、この前も報告のときには来られとっても全く存在価値がないじゃないですか。何のために部外から雇うてまでおられる方が、こういう問題が起きたときに、弁護士も役に立たん、警察も役に立たん。どういうことですか、これは。専門的な立場から見解を述べたり助言をしたり、それから手伝いをしたりするのが弁護士だったり警察だったりするんじゃないんですか。何のために雇うとんか全く意味を解さない。だから、私が4人どなたが行かれたんですかとお聞きしたのは、弁護士の方も行っとったんじゃないですか。そんな人の職場に押しかけるようになってないですよ、行政というものは。なってますか。答弁くださいよ、しっかり。それがなっとるというんだったら、それはあなたの考えが間違いです。 それから、教育長、今お話ししたんですが、全く私の言ようることを理解していただけてないなあ。じゃあからこういう問題が起きるんですよ。聞いたら理解して聞いたことにきちっと答えれる、それが管理者の責任でしょう。管理者がそういうことじゃからこういうことが起きるんですよ。職員になしったら私は許しませんよ。ですから、その辺についてお答えいただきたい。 まず、その部分にプラスして給料が出てましたね。お願いしとった運転手さんの給料です。32万円、28万円、20万円、18万円、それから8万円、これは誰が決めたんですか。教育長が決めたんですか、市長が決めたんですか。真っ当な職員さんがこういう給料を決めれる権限は持ってないでしょう。やっとるということは、課長や課長補佐がやったことじゃないでしょう。幹部がやるからできることでしょう。私はそう思うんですが、そのことについて答弁ください。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 内田教育長。 ◎教育長(内田惠子君) 賃金のことでございますけれども、申しわけありません。これも事後報告をいただいております。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 下山議員、よろしいか。 16番下山議員。 ◆16番(下山哲司君) 事後報告と言うから先ほども言うたように管理者責任を問われるんですよ。事後報告で失敗したんならあなたの責任でしょう。あなたの管理の仕方が悪いからそういうことになったんじゃないですか、私はそう思うんですけど。トップへ立っとんならトップへ立っとる仕事をしてくださいと何回もお願いしたことがあると思います。それについて答弁ください。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 内田教育長。 ◎教育長(内田惠子君) 職員だけに責任があるということではないと思っています。事後報告といえ、管理監督が行き届いていなかったのは私でございます。ただし、その責任についての所存でございますけれども、今私が一番思っていることは、職員も含めて再発防止に努めていくことが大切ではないかと考えていると申し上げております。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 下山議員、よろしいか。 下山議員。 ◆16番(下山哲司君) 先ほどもお聞きしたんですが、お金を決定するのに事後報告でできるんですか。誰が考えても道理に合いませんよ。議員の皆さん、それでいいんだと言われますか、誰かが。権限があるんですか、課長や課長補佐に。どうなんですか、教育長。その答弁をとりあえずいただけますか。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 内田教育長。 ◎教育長(内田惠子君) 申しわけありませんが、その件につきましては私は答弁ができません。ということは、職員が決めれるかといったら決めれないと思いますけれども、この件に関しましては申しわけございませんが事後報告でしたので、ここまでにさせていただきます。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 下山議員、よろしいか。 16番下山議員。 ◆16番(下山哲司君) 教育長ができんというんだったら市長ですね。出納の支払いをするのに判こがなくてできるんですか。僕、前に見たけど、6つぐらい判こを押すところがあるんじゃないですか、順番に、担当者から上へ上へ。あれはただの・・・・ですか。 ○議長(金谷文則君) 言葉を慎んでください。訂正をお願いします。 ◆16番(下山哲司君) いや、事実でしょ。 ○議長(金谷文則君) その言葉遣いがちょっと問題がありますので、訂正してください。 ◆16番(下山哲司君) 言葉遣い、どうも済みません、失礼しました。判こを押さなくて払えるんですか。その答弁をお願いしたいと。それで、前にも言うたように、総務委員会でああやって圧力をかけられとるから議員に圧力をかけられてやったんか、それとも自分らがみずからやったのか、はっきり答弁してくださいよ。そうでなかったら市長も大変な責任を負わされますよ。もっとしっかり赤磐行政としてやらなきゃならないことをきちっとやっとったらこういう問題は起きないんですよ。ずっとそうでしょ、この前から、佐々木議員の問題から。              (「何で名前出すん」と呼ぶ者あり) 事実じゃから仕方ない。ずっと問題があるじゃないですか。あのグラウンドのうわさも出てますし、また先々調査させていただきますけど、いろんなことに皆かかわってるじゃないですか。なぜほかの議員がかかわらないのに同じ議員がいつもかかわるんですか。不思議でかなわんのですよ私。相談しょんですか、市長や教育長が議員に。答弁ください。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 塩見総務部長。 ◎総務部長(塩見誠君) 今回の賃金の支払いにつきましては、決済区分によりまして教育次長という形になっておりますので、教育次長の印鑑によりまして会計課に回しまして支出を行ったものでございます。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 下山議員、よろしいか。 16番下山議員。 ◆16番(下山哲司君) ですからお聞きしとんです。次長1人に負わすんじゃないでしょというて。支払いするには次長1人の責任にかぶせるんですか。次長を首にして、ほんならしまいにしようと思よんですか。そういうことは絶対させませんよ。問題が起きたことはみんなが分け合わにゃいけんでしょう。いいことだけ自分がとって、悪いことは人に押しつけるんですか。そういうものの考え方は間違ってますよ。いいときはみんなで喜んで分け合えばいいです。ですが、過ちがあったときはみんなでお互いに正し合うのが行政じゃないんですか。私はそう思っています。この30年間そういう気持ちでやってきました。ですから、言葉が悪かったり気に入らんときには大きい声したりします。自分のためにしたことはありません。自分のためにする人を見たら腹が立つんです。ですから、私は今のこの問題がうまく片づければいいと願ってました。しかし、こういうことになったということは、もう抜き差しならん状態になっとんですよ、赤磐市は。ただ、金銭が500万円や1,000万円の話じゃないんです。根本的なものの組織の考え方が間違うとんですよ。そう思いませんか。一番悪いのは三役ですよ。部下の人は3年おったら働き場をかえられて、一生懸命仕事になれて、やっとでき出したらこんな問題になる。でも、教育委員会の場合はそんなにかわってないんですよね、職員さんが。ですから、あしき慣例を引き継いできて、ずんずんずんずん増幅しとんですよ。議員が私的に強要してやっとるとしか思えんです。農機具庫、ライスセンター、私は指摘してますよ、一般質問で。そのときもきちっとできてないですよ、的確に。できてないから、私的に物事を次々に進めても赤磐市は大丈夫じゃというようなことでこういうことが起きるんですよ。それについて答弁ください。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 内田教育長。 ◎教育長(内田惠子君) 議員の関与がということでございますけれども、そのような報告は受けておりません。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 市議会議員のおっしゃることを聞くというのは、私の方針としては市民の代表として声を届けてくださることにはしっかりと耳を傾けてまいります。これまでもそうしてまいりましたが、今後もそうしてまいります。ただ、それが利害関係やそういったことに対するいわゆる要求となる場合には、これは聞くわけにはいきません。これも、これまで、そしてこれからも踏襲してまいります。市政としては、そういう姿勢をこれまで同様、これからもしっかりと貫いてまいります。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 下山議員、よろしいか。 16番下山議員。 ◆16番(下山哲司君) 私が文章的に最も気になる部分があるんですが、報告書の中に、市議会議員が本件予備要員を紹介した際には元運転手のうち1名の月給を8万円下げたのでと、誰が下げたんですかこれは。下げたので、その8万円を本件予備要員を雇ってはどうか。ということは、議員ですね。議員の言うことを聞いてするんですか。私たちが幾ら頼んでもしてくれないじゃないですか。それで、こんな問題のことを簡単にやるんですか、教育委員会は、教育長。私、この文書をもらったときに何だこりゃと思った、文章的に。議員に言われてしたと書いてあるんですよ、これに。どう思うんですか、教育長、市長。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 内田教育長。 ◎教育長(内田惠子君) このやりとりで8万円で雇ったとかということは報告を後に受けました。ただ、8万円下げたということについては報告を受けておりません。そのいきさつについては、申しわけございませんが、私のこの場での答弁はできません。 もう1点、これは言いなりになっているのではないかということでございますけれども、相談に乗っていただいた結果と考えております。ただ、本当に市議会議員の強要があったわけでも、そういう不正をしようという思いでやったわけでも、そういうものでは一切ないというように認識はしております。 以上です。              (「おいおい、そりゃねえぞ」と呼ぶ者あり) ○議長(金谷文則君) 静粛にしてください。              (「教育委員会からの報告書……」と呼ぶ者あり) 静粛に。 前田副市長。 ◎副市長(前田正之君) その件につきましては厳重に受けとめております。今後、しっかりともう少し内部の詳細を調査いたしまして実際の今後の方向性を出したいと思っております。 ○議長(金谷文則君) 下山議員、よろしいか。 16番下山議員。 ◆16番(下山哲司君) 教育長、これは赤磐市教育委員会教育長内田惠子、報告書はそうなってるんですが、出てきた文書を読んで私おかしいと思うたからおかしくないですかと聞いたんですよ。それについて一言も答えてない。こんな文書、よその人が見たらびっくりしますよ。どこの町にこんなことがあるんですか。北川議員がしょうる会社ですか、相手が。そういうことですか。きちっと答えてください、教育長。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 内田教育長。 ◎教育長(内田惠子君) 全員協議会の場でも御報告させていただきましたが、この内部の詳細な調査は総務部が行っております。私は議長から教育長宛てに調査をお願いしますということでしたので、教育長名で提出させていただきました。この内容につきましては読みました。読んだ中で、私として疑問に思っていることを細かく話を聞きました。その中で、ここの8万円下げたので、その8万円でというところをちょっと見逃しておりましたというのが事実です。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 前田副市長。 ◎副市長(前田正之君) 御指摘をいただいております8万円のことにつきましてですが、これは市の内部調査といたしまして関係の市の臨時職員のほうに聞き取りをした内容を聞き取った内容として書かせていただいております。そのことをここで再度御説明させていただきます。 ○議長(金谷文則君) 16番下山議員。 ◆16番(下山哲司君) 初めてまともな回答をいただいたんですね、事実だと。聞き取り調査をしたものを載せた。それでいいんですよ。ありのままを話していただければええんで、教育長みたいに話をそらすような答弁ばあしてもろうたら、私ここ立って聞きょうる意味がない。きょうは皆さん、インターネットとあれでしっかり赤磐の方がたくさん見ておられますから、それに恥じないように。私は教育長というんなら教育長らしい答弁をきちっとしてください。再度求めます。
    ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 内田教育長。 ◎教育長(内田惠子君) 下山議員のいろいろな質問に対して、その趣旨をうまく捉えてない答弁が多々ありましたことをおわび申し上げます。これら全て総務部の調査をした結果を述べさせてもらっているということでございます。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 下山議員。 ◆16番(下山哲司君) 私が言よんのは、総務部でしてもらった、それはいいですよそれで。ですが、あなたの名前で報告書なんですから、あなたが責任を持てる答弁をしてくださいと言うんです。圧力があってやったならやった、言えばいいじゃないですか。現実はどうなんですか。前にも言うたように、友實市長になって総務委員会の議事録を全部出してみたらどうですか。局所局所で圧力をかけられて、私は何回か注意したことがありますけど。そういうことが影響してこういうことが起きるんですか。起きたんじゃないですかというて私は聞きょんですよ。きちっと答弁をしてください。聞いてることがわかってますか。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 内田教育長。 ◎教育長(内田惠子君) 圧力というのがどういう形での圧力かわかりませんけれども、申しわけございませんが、この件に関して圧力というように職員は受け取っておりませんでした。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 下山議員。 ◆16番(下山哲司君) 圧力と感じんというたらあなた異常ですね。職員さんが圧力と感じたら、あなたも感じなきゃだめでしょ。圧力も何もないのにそういうことをしますか、職員さんみずから。あなたはどういう関係ですか、北川議員と。理解できませんね。部下がひどい目に今遭っとるのにあなたはよそ吹く風じゃないですか。さっきも言うたように、半分ずつ共有して責任を感じてくださいと、さっき言ったばあでしょう。全く感じてないじゃないですか。ですから、あなたは管理者責任を問えん、教育長として不適格じゃと私は指摘しましたよ、前に。それはしたらできるように努力すると言うたじゃないですか、あなた。言ってませんか。言ってるでしょ。ですから努力してくださいと。そうすれば考え方も変わったんだと思うんです。悪いことは悪い、いいことはいい。みんな議員さん、いつも言ようる。是々非々でやる。どこが是々非々ですか。自分の都合の是でしょ。そうじゃないんですか。それを受け入れとんでしょ。管理者責任を私は聞きょんですよ。答えてください。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 内田教育長。 ◎教育長(内田惠子君) 何度も同じ答弁になって申しわけありません。職員がこのような状況になっているのを救えないのかということでございますけれども、救いたいとは思います。同じように責任も感じております。が、市議会議員の関与、強要があったのかと言われたときに、教育委員会の内部でそのようなことを感じたことがないというのが教育委員会内部の職員の思いです。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 下山議員。 ◆16番(下山哲司君) そういう答弁いただくと不思議に余計思いますわな。手玉にとられとんか、ぐるか、なりますよ。職員の皆さんがそういうふうに思ってないと思うとんですか、教育長。あなたはもういいです。幾ら聞いたってあなたは反省心もないし、自分の責任をどこまで。人に調べていただいた。私は後から聞いた。そんなものを聞きょんじゃないですよ。そんなこと誰も思うておりません。現実をきちっと報告してください、そう言ようるだけですよ。あなたはどういう関係か知らんけど、全く感じんというたらおかしいです。感じた人はいっぱいおるんじゃないですか、職員さんの中にも圧力。もうあなたの答弁要りません。もうあなたのを全く何回聞いてもだめです。もうそれなりの手を打てるのか打てないのか。後からまとめて市長にお聞きします。赤磐市としてきちっと対応していただけるのかいただけないのか。それをお聞きして締めにしたいと思いますが、まだ聞きたいことはいっぱいあります、この報告書に。あるけど、私知ってます、内容を皆。知ってますけど、私が言ったんじゃ意味ない。報告をきちっとしていただく、それが大事なことなんです。私が市民に言うようなあれになってません。大体、一番最初に問題が起きたときに、こういう問題が起きとりますと、きちっと適材適所で処置しますから、市民に向けて報告するのが市長の仕事でしょう、本来の。それをここに至って抜き差しならんようになって報告するというのは間違いですよ。火の粉が出たときにすぐ報告して、1回、2回、3回と徐々にするべきものだと思うんですよ。私はそう思うんですが、行政としてはどう思われるか。 それから、きちっと告発すべきものは告発する。罰するものは罰する。でも、職員さんに関しては同罪ですから。そのように考えて、答弁、最後まとめをお願いします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) このたび市長部局のほうで詳細に調査を行わさせていただきました。この調査で得られたことを正直につぶさに市民の皆様に御報告するということが何よりも大切ということで報告書を上げさせていただいております。そして、この中で市議会議員の関与というふうな表現もございます。これについては、我々が関係者の証言を得て、それをそのまま記載をさせていただいたということでございます。そして、これがこの件だけでなくいろんなところからいろんな事業に対して強要が起こっているというのであれば、これはたださないといけない、そう思います。それは内部のほうもしっかりと過去を含めてチェックをしながら、そういったことが起こらないように職員一人一人にきちんと指導をし、それを幹部職員、私を含めてきちんと監督をするということが重要だと考えております。今後もこれまで同様以上にそういった点について徹底を図っていきたい、そう思っております。そのための仕組みづくりも同時に考えていることとさせていただきます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。どうも申しわけございませんでした。 ○議長(金谷文則君) 16番下山議員。 ◆16番(下山哲司君) 最後になりますが、要らんことをたくさん申し上げましたが、私は赤磐市がよくなってほしいから言よんで、やはりよその町に出ていったときに笑われるようなことはつらいんです。自慢話ができるような町にしたいんです。ですから、こういうことを言わせていただいとんで、職員の皆さんは赤磐市の職員だという誇りを持って働いていただきたいし、そういうことが一番大事なんだというふうに思います。私、見させていただいて、感じですが、職員さんの横と横のつながりが薄いと。小さい町のところは、私もあちこちの小さい町に出入りさせていただいておりますが、職員さんの横のつながりがよくできてます。ですから、問題意識を自分だけでやるんじゃなしに共通な意識として解決するような町ができてるところはいい町です、本当に行ってみて。ですが、赤磐市みたいに中途半端な4万5,000の人口のところは、大きいところと悪いところと両方、悪いところばあをやりょんじゃないかというふうに私は思うんで、そういうことを職員の皆さんも提言として意見書が市長に対して出せるような町にしていただきたいし、やっていただきたい。市長もそういうことを受け入れて、今後、赤磐市をよくする。あなたも1年半したら選挙ですよ。私、今、2人の方の、直接じゃないんですが紹介があって、選挙をやろうと思うんじゃけど応援してもらえんだろうかと話が来てました。2人とも断っています。2年半前に私は是々非々で市長を応援しますと、そういう約束をしました、市長に。ですからお断りしました。選挙になったらわかりませんけど、市長が今後きちっとやっていただかなければ、恐らく市長、選挙したら負けますよ、今の状態なら。そうじゃなしに、1年半あるんですから、きちんと悪いことは悪いでただして、赤磐市民の方に喜んでいただける市政をやってください。それを望んで終わります。 ○議長(金谷文則君) 以上で16番下山議員の一般質問を終わります。 ここで、午後1時まで休憩といたします。              午後0時6分 休憩              午後1時0分 再開 ○議長(金谷文則君) 休憩前に会議を開きます。 5番光成議員の質問を許します。 5番光成議員。 ◆5番(光成良充君) お昼からの一般質問になりますけれども、ちょっと空気を変えていきたいと思いますけれども。 では、通告しております3項目について一般質問を順次させていただきます。 まず、1項目めでございますが、LED化への推進についてということで、水俣条約により水銀の使用が禁止されるということですが、水銀灯のLED化への移行はどうなっているのかお尋ねいたします。 次に、公立小中学校に設置をされております主に体育館の水銀灯ですが、これはLEDに移行をしていくのかどうなのかをお聞きいたします。 それから、市内に設置をされている防犯灯のLED化への移行はどうなっているのかお聞きいたします。 水俣条約について、水銀の使用が禁止をされておりますが、水銀灯のLED化への移行についてのお考えをお聞きしますが、令和2年12月31日まで新設はできて、それ移行の継続使用は可能というふうになっておりますが、その翌日、令和3年1月1日より製造、輸出入の禁止となっていると読み取っております。市内各所といいましても、ほとんどが山陽地域と熊山地域に設置をされております防犯灯としての水銀灯ですが、現在385基あるというふうに決算資料等で読み取っておるのですが、LEDに移行していくスケジュール的なもの、タイミング、その辺はどのように考えておられるのかお聞きしたいと思います。水銀灯として使えるうちは使っておいて、球切れや器具の故障等のタイミングで交換を考えておられるのでしょうか、それについてお伺いします。 それから、公立小中学校の体育館に設置をされている水銀灯のLED化への移行もどうなっているのかということで、この6月議会に上程されました。それで、可決されております補正予算で、山陽ふれあい公園体育館メーンアリーナのLED化の設計・施工監理委託料がございます。同じ体育館として、小中学校の体育館はこのふれあい公園メーンアリーナと同様にするのか、それとも防犯灯としての水銀灯と同じように使えるうちは使っておいて、球切れや故障のタイミングでかえていこうと考えておられるのでしょうか、お聞きいたします。 それから、市内に設置されている防犯灯ですが、蛍光灯からLEDへの移行、これは各区、各町内に設置されている防犯灯は区・町内管理と市管理に分かれておりますが、現在、市管理の防犯灯のLED化への移行状況はどうなっているのか。そして、区・町内管理の防犯灯のLEDの移行の状況はどうなっているのかをお聞きいたします。 2項目めでございますが、教育施設の空調設備について、市内小中学校の体育館、特別教室の空調設備未設置のところに空調設備の設置はどのように考えているのかということで、令和元年度、ことしの8月に市内小中学校の普通教室には全て空調設備が設置完了されております。しかし、音楽室を除く特別教室、体育館には設置をされておりません。体育館というのは避難所として指定をされておりますが、ふれあい公園のメーンアリーナには空調設備が設置されることになっておりますが、他の体育館への設置を考えていく必要もあると思われます。小中学校は普通教室、音楽室はついておりますね、国の補助金で設置を完了となっておりますが、体育館への設置について、国への要望を上げて設置に向けての動きはないのかどうか、市として動く考えはあるのかどうかをお聞きしたいと思います。 そして、3つ目でございますが、子ども医療費について、現状、償還給付から現物給付になり1年が経過しております。現物給付になって、医療費はどのように推移してそれをどのように感じているかということで、平成28年度から中学校卒業後、高校3年生まで、本市では医療費を1割負担となるよう助成をしております。当初、償還給付としていたものを平成30年度から現物給付として利用される、そしてそのことで保護者の事務負担が軽減されております。保護者の方からは、領収証の保管や書類の提出などがなくなり、医療機関に行って1割負担の保険証を出して1割分の医療費を支払えば済むので大変好評だと聞いておりますし、保護者の方からも大変ありがたいというふうにはお聞きしております。しかし、この現物給付となったことで医療費がふえていっていると感じておりますが、この制度の目的をどこに置くかによって医療費が高いのか適当なのかということもございますが、これまでの医療費の推移や事業件数などを見てどう感じているか、また今後、子ども医療費給付制度はどのように考えていくのかをお聞きしたいと思います。 以上、3項目についてよろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 光成議員の学校施設の空調設備整備事業についてのお尋ねにお答えいたします。 今回計画をしておりました市内小中学校の普通教室、音楽教室への空調設備整備は完了いたしました。今後の整備については教育委員会と連携しながら、必要性や利用実態などを把握して効果もあわせて把握しながら配置の検討を進めていきたいと、そのように考えております。そのほかにつきましては、担当のほうからお答えをさせていただきます。 ○議長(金谷文則君) 続いて、答弁を求めます。 内田教育長。 ◎教育長(内田惠子君) 光成議員のLED化への推進についての御質問にお答えいたします。 現在、教育委員会では、体育館の照明につきましては夜間の一般開放も多く、LED化による節電効果が大きいことから、市内小中学校の校舎、体育館の非構造部材の耐震化にあわせて、体育館の水銀灯もLED化を進めております。 文部科学省の学校施設整備指針においても、温室効果ガスの排出量の削減等のため、照明設備の高効率化を図ることが重要と示されています。児童・生徒がより快適な環境で学校生活を送ることができるよう、財源を確保しながら計画的な整備に努めてまいります。 次に、学校施設の空調設備整備事業についての御質問にお答えいたします。 本市のこれまでの学校施設における空調設備設置の考え方につきましては、児童・生徒の健康管理や学習効率の向上の観点から、主たる教育活動の場となる普通教室や窓の開閉ができない音楽室に整備してまいりました。 議員御指摘の特別教室や体育館への空調設備設置は、快適な教育環境や災害避難所機能としても有益であると考えております。特別教室、体育館の今後の対応につきましては、夏季の特別教室、体育館の利用実態を加味し、また財源の確保に努めながら検討してまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 続いて、答弁を求めます。 塩見総務部長。 ◎総務部長(塩見誠君) それでは、光成議員のLED化についての御質問にお答えをさせていただきます。 水俣条約により令和2年12月31日以降、水銀灯のランプの製造、輸入、輸出が禁止となりますが、継続使用につきましては禁止ではございません。今後につきましては、従来どおり球切れ等の修理のタイミングでLED化をすることと考えております。 次に、赤磐市が管理する防犯灯についてでございますが、平成31年3月末時点で約3,500基ございまして、そのうちの88%がLED化されております。残りの水銀灯や蛍光灯につきましても、球切れの修理のタイミングの中でLED化を進めていく予定にいたしております。また、地区が管理をいたします防犯灯につきましては、約3,200基のうち約48%がLED化されております。LED化には地区の負担もあることから、今後、地区の意向も踏まえながらLED化への移行を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 続いて、答弁を求めます。 入矢保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(入矢五和夫君) 私のほうから子ども医療費について御答弁いたします。 赤磐市子ども医療給付制度は、平成21年12月より中学校3年生までの自己負担をなくし、さらに平成28年度よりその対象を高校生等までに引き上げ、1割負担となるよう助成を行っております。 高校生等の給付でございますが、議員御案内のとおり、導入当初は償還給付でございましたが、より利用しやすいよう、平成30年度からは現物給付としております。償還給付から現物給付に移行したことによる高校生等の医療費助成額の推移でございますが、平成28年度は2,829件、468万5,265円、また29年度は4,401件、714万1,197円と、制度が周知され、利用くださる保護者が増加いたしました。そして、現物給付としました平成30年度は手続が簡略化され、8,032件、1,294万3,165円とさらに大きく増加いたしました。このことは、制度の目的である子育てに係る経済的負担の軽減と子供の健康保持及び増進、ひいては児童福祉の向上に寄与できているものと考えております。また、高校生等になる際には、自己負担額が1割負担となるための更新申請を行う必要がございますが、制度につきまして十分な広報に努めていきたいと考えています。 今後につきましては、現物給付になり年々件数は増加していること、それらのことから適正な制度利用を呼びかけながら、財政面の考慮もあわせまして現行の制度を維持していきたいというふうに考えております。 ○議長(金谷文則君) 一括しての答弁が終わりました。 続きまして、LED化への推進についての再質問はございますか。 5番光成議員。 ◆5番(光成良充君) 御答弁ありがとうございました。 水銀灯の件なんですけれども、御答弁の中ではランプが切れたり器具が故障したタイミングにLED化していくということで、今すぐに全て変えていくということではないというふうに理解をいたしました。 それで、公立の小中学校で使用している水銀灯はどのタイミングということではなく、財源の問題がありますので、有利な財源を確保しながら計画的に移行整備をしていくというようなお話なんですけれども、ふれあい公園のメーンアリーナでは6月の定例会の補正予算で合併特例債を使っての整備というふうにお聞きしております。小中学校の体育館につきましては、避難所指定を受けているという体育館で活用ができる事業債や2020年度まで活用ができる緊急防災・減災事業債とかというのがいろいろあるというふうには聞いておるんですけれども、また学校施設なんでここに言われております非構造部材の耐震化にということで、学校教育施設等の整備事業債とかいろいろあるようなので、その中から、まだありますね、温室効果ガスの排出量の削減のことならば、また二酸化炭素の排出抑制対策事業費等補助金とかというの、何かたくさんあるみたいなので、その中で有利なものを、教育長1人の考えではないと思うんですけれども、これは市長のほうにもいろいろお願いをしていっていただきたいと思うんですが、財源等を私がどうのこうの、これがいいんじゃないかというようなものではないので、ぜひ市長や執行部の方、教育長もあわせて、教育長はいろいろあって大変だと思うんですけれども、この教育委員会としての整備に努めていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 それと、各町内会の管理の防犯灯のLED化についてですが、各地区の負担があるということで、負担はどのような形で各町内会や各区が負担をするのか教えていただきたいと思います。 この計画的な整備というのは、各地区で計画を立てられていくのか、それとも市としてある程度リードしていくのかというのはどのような形になっているのか。各地区が管理をしている防犯灯につきましては、電気代は各地区がお支払いをしていると思うので、その辺のLED化にしたときの効果、これぐらい電気代が安くなりますよ、しかしLED化にするときはこれぐらいに費用がかかりますというのを、いろいろ指針を示してから、地区の方がこれなら有利だからかえていこうかというのがあると思うので、それをしたからといって、各地区が一遍にLEDにしますか何て言われても、市としても財源の問題がございます。一遍にはできないと思いますけれども、その辺、市としてはいろいろリードをとってからのお話をされているのか、お答えをお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 塩見総務部長。 ◎総務部長(塩見誠君) 光成議員の再質問にお答えさせていただきます。 地区の防犯灯の件でございますが、現在、市の防犯灯の補助要綱によりますと、全体の事業費の3分の2で、上限が1万円補助とするものがございます。ただし、これは防犯灯の柱というのではなくて、防犯灯の光の部分のみということで御理解いただければと思います。それに対しまして、一般的な20ワットの蛍光灯からLEDの球に取りかえる場合には、2万円から2万7,000円ぐらいの費用が全体で必要となります。そうなりますと、市の補助金であります1万円を差し引いた1万円から1万7,000円が地元の負担、これは1基当たりでございます、という形になります。このような金額的な負担も地元のほうにございます。ですので、今後、地区・町内会が管理している防犯灯につきまして、取りかえにつきましてはこのように金額の負担が幾ら要るかということも説明をさせていただければと思います。ただ、地元のほうで器具を取りかえるという話の中で、単なる防犯灯の修理で、20ワットの蛍光灯が球がえのみで終わるような場合には、なかなかLED化には進まずに、金額の安い20ワットの蛍光灯のみの交換になる傾向が高いです。ただ、蛍光灯をかえただけでは修理ができない、器具そのものが不良になった場合につきましては、かなり金額がかかりますので、そういうときにはLED化を市としても勧めさせていただきまして、地元の区町内会長さんとそのあたりは丁寧に話をした中で事業のほうを進めさせていただいております。よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 光成議員、よろしいか。 5番光成議員。 ◆5番(光成良充君) 御丁寧に教えていただきましてありがとうございました。私も町内会長をしていたときはここまではっきり覚えていないのかなあと、聞いたことがあるけど覚えていないのかというふうに思っているんですけれども。 各地区の区長さんや町内会長さんがこれを全て知っているのかなあという懸念もございますが、私の知っている町内会長さんは、いずれはLEDにせなあかんねんから、いずれはこのまま置いといたら市がやってくれるんじゃないかなというふうに思っておられる方もいらっしゃいますので、これはお話をしっかりしていただいて、こういうような形ですよ、今後もこういうふうにしていきますよと言っていただいたほうがいいのかなと思いますので、その辺、山陽地区の区長・町内会長会議とかございますので、その辺に丁寧にお話をしていただければ、その辺の誤解もなくなってLED化に進んでいくのかなあと思いますし、それをすることによって地区負担の電気代も安く上がってくるというのもありますので、その辺、御丁寧な説明をしてあげていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。その辺、区長会でのお話ができるかどうかだけお答えをいただければと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 塩見総務部長。 ◎総務部長(塩見誠君) 光成議員の再質問にお答えをさせていただきます。 この件につきましては、通常毎年行っております地区・町内会の会長さんの会議の中でも御説明をさせていただいております。しかしながら、新しく区長さんなり会長さんになられた方につきましては、その地区の管理と市の管理というこの2種類がそもそもあるということも知られない方もいらっしゃると思いますので、そのあたりは今後丁寧に説明をしながら防犯灯の全体の補助の内容等を説明させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 光成議員、よろしいか。              (5番光成良充君「はい、よろしいです」と呼ぶ) それでは続きまして、教育施設の空調設備についての再質問はございますか。 5番光成議員。 ◆5番(光成良充君) 体育館の空調設備でございますが、教育長の答弁の中にありました、児童・生徒がより快適な教育環境で学校生活を送ることができるよう整備をしていただきたいと思っております。今まで教育委員会として児童・生徒のためにいろいろな施策を講じてこられておりますし、先日発表されました全国学力・学習状況調査の結果が出て市の状況というのも公表されております。私は持論なんですけれども、前から言っておるんですが、市や教育委員会、それから学校、先生、保護者、この方たちなどの周りが幾ら子供に対して言っても、やるのは児童・生徒ということを思っております。本人がやる気がなければいつまでたっても成績も上がってきませんし、そのためにも本人のやる気が出せるように学校生活が快適に、学習が快適にできるような整備をお願いしたいと思っております。 それで、夏季中の体育館、特別教室の使用についてですが、体育の授業で体育館は使われますし、部活動なども使っております。やはり、空調があるのとないのとでは運動効率とか特別教室での作業効率も違うというふうに思いますので、それから避難所としての活用としてはいろいろなところで災害が起こりまして、そのときの体育館での避難状況などを見ておりますとやはり避難所としては空調設備は必要かと思っております。ぜひ、財源確保をしていただいて、早急に整備を進めていただきたいと思っております。LEDの推進のほうでもお話をさせていただきましたが、いろんな有利な財源等がございますので、この検討を重ねて整備をしていただきたいと思いますが、教育長はいかが思われますでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 内田教育長。 ◎教育長(内田惠子君) 子供たちのことを思っての御質問、ありがとうございます。 近年の猛暑は児童・生徒の学習活動に影響を与えていることは認識しております。 まず、特別教室の整備もございます。また、体育館の整備もあります。これらのことにつきましては、学力向上対策のさまざまな環境整備の中で優先順位を考慮し、また有利な財源確保に努めながら前向きに検討して取り組んでいきたいと思っております。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 光成議員、よろしいか。 5番光成議員。 ◆5番(光成良充君) ありがとうございました。 単純に考えて、赤磐市内に小中学校で17校ですよね。特別教室、それから体育館を入れると50個ぐらいあるんじゃないかなあと思うんですけれども、それを全て整備していくとなると大変なお金がかかってくるんじゃないかなと思っております。今、教育長の答弁で前向きに検討をしていくということをおっしゃってくださいましたので、整備するということは考えていくというふうに捉えます。あとは、財源の確保をしていけばそれはできるんだなというふうに理解をしといてよろしいのでしょうか。財源につきましては教育長1人の話ではなく、市長のほうにもお願いをして進めていただきたいと思うのですけれども、問題は財源だけで済む問題なのか、財源が確保できればこれは進めていくというふうに捉えておいてよろしいのでしょうか、お答えをお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 学校関係の体育館をメーンとした空調設備についてですけども、普通教室及び音楽教室は先ほども申しましたように整備が完了し、これに当たっては国のほうも支援をくださったわけでございます。国のほうと話をしている中で、国のほうも要望はいろいろなところから受けるんだけれども、その結果がどうなっていくのか、これが国からは見えないということをおっしゃいました。我々としてはその効果、結果をしっかりとお伝えし、それが国全体の教育の水準の向上が図れるというのであれば、新しくまた制度も創設されていくと、このように思っております。ですので、まずは普通教室の成果を赤磐市全体でしっかり出して、この先に体育館、ほかの特別教室というところも整備していくんだという考えを示していくべきだと思っております。ということで、今ここで結論を出せということにはなりません。よろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 内田教育長。 ◎教育長(内田惠子君) ありがとうございます。 先ほど市長の答弁にもありましたけれども、結果はいろんな形で子供の声、あるいは学校の先生方のありがたい声をお届けしながら、また新たに財源をつくっていただきまして、その財源が確保でき次第、手を挙げて取り組んでいけたらと思っております。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 光成議員、よろしいか。              (5番光成良充君「はい、よろしいです」と呼ぶ) それでは続きまして、子ども医療費についての再質問はございますか。 5番光成議員。 ◆5番(光成良充君) 子ども医療費なんですけれども、一昨年、現物給付に変えていただきまして、28年度は償還給付で約2,800件、約470万円、それから29年度が約4,400件の約715万円、現物給付になってからの30年度が約8,000件の約1,300万円というふうに、制度を始めてから年を追うごとに倍、倍というふうにふえていっているようなわけですけれども、答弁では年々件数が増加していることから、制度に向けて十分な広報活動に努めて適正な制度利用を呼びかけながら財政面の考慮をあわせて現行制度の維持を考えていくというふうに述べられております。制度についての広報の仕方、中学校3年生から高校生になるときに更新申請を行うというふうに言われておりますが、この制度の広報の仕方や適正な制度利用の呼びかけについて、どのように呼びかけ等をされているのかお伺いをいたします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 入矢保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(入矢五和夫君) 御質問にお答えします。 中学校3年生から高校になるときの周知の方法でございますが、広報紙等では通常PRとかもやっておるところでございますが、この3月に対象者に個別に通知をさせていただいて、手続が必要であるということをしっかり周知をさせていただいております。申請をいただいて受給資格者証を発行するという流れとなっております。 ○議長(金谷文則君) 光成議員、よろしいか。 5番光成議員。 ◆5番(光成良充君) もう1つのことなんですけど、適正な制度利用の呼びかけ、声かけ、それについてどのような形で行っておられるのかというのをお聞きしたかったんです。よろしくお願いします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 入矢保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(入矢五和夫君) 失礼いたしました。適正な利用ということで、先ほどお答えいたしました。具体的には、重複受診や頻回受診を避けていただきたいということで、例えばですけれども、市内ではないんですが、一部で子供さんが湿布薬をもらってきたと。お父さんが肩が凝ったとかで使ってしまって、無償だからということでまた子供さんが受診をすると、そういう事例があったというような情報もいただいておりますので、そちらについて医療機関等ともしっかり連携をとらせていただいて適正な受診をということで呼びかけをさせていただいております。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 光成議員、よろしいか。 5番光成議員。 ◆5番(光成良充君) ありがとうございます。わかりました。 先ほどの1回目の再質問のときに言いました件数、医療費の推移なんですけれども、自己負担なし、先に進んでしまって済みません、勝手な話ですから余り気にしないで聞いてみてください。自己負担なしというふうに考えたら、30年度で1,300万円、これ2割負担部分だと思うんです。その半分の約650万円が1割負担分というふうに考えますと、合わせて約2,000万円の医療費が必要となってくると、単純計算ですがそうなると思うんです。自己負担なしでやってしまうと、この単純計算のような金額ではいかないのかなと。全て医療費は無料ですよとなったときに、この30年度みたいな2,000万円でおさまるかどうかといったらそれは無理な話だと思っております。先ほど言われた適正な利用というのが必要であり、利用者に適正な利用をしていただくことによってこの制度が維持していくというようなことなので、使う方個々がこれをちゃんとしていかないとこの制度自体が破綻してしまうのかなというふうには思っております。私としてはこれから先、もっと進めていただいて、自己負担がないような、中学3年生まで自己負担ゼロと、同じような形で高校3年生までしていただければ市民の方も助かるのかなあというふうには思っておりますけれども、一朝一夕にそういうのは簡単にできるわけではございませんので、その辺、将来に向けてこういうことも考えられるのかどうかというのをお聞きしたいと思います。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 入矢保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(入矢五和夫君) 議員の言われることは大変よくわかりますし、保護者の方の負担を少しでも軽減できるということはいいことだとは思うんですけれども、当然、先ほど言いましたように使い方のほうの関係もありますし、一般財源のほうも相当かかってございます。子供から高校生までということで全体で考えたときに、当面は今の制度でいきたいというふうに今のところ考えておるということでございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 光成議員、よろしいか。              (5番光成良充君「はい、結構です」と呼ぶ) それでは、以上で5番光成議員の一般質問を終わります。              (5番光成良充君「ありがとうございました」と呼ぶ) ここで、1時50分まで休憩といたします。              午後1時39分 休憩              午後1時50分 再開 ○議長(金谷文則君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 7番大口議員の質問を許します。 7番大口議員。 ◆7番(大口浩志君) それでは、通告に従いまして5件質問をさせていただきます。 その前に、手元へ持っとるボールペンが、昨年度、平成30年度赤磐市人権標語の最優秀賞がすり込まれたボールペンを今たまたま持っております。その中身が、言っていいこと悪いこと、発する前に深呼吸、これを念頭に置いて質問をさせていただきたいと思います。もし不適切な発言があったら、議長、よろしくお願いします。 それではまず1つ目、交通安全についてです。 先日来、悲しい事故が赤磐市内でも続きました。私が住まいする中学校区でも1年半ほど前に悲しい事故があったことは皆さんもよく御承知だと思います。特効薬はなかなかないということもわかっております。繰り返しの啓発のあり方、もうこれに尽きるのかなあというふうに思っております。 その中で、少しでも、5キロでも10キロでもスピードが落ちていたらということも考えまして、横断歩道ストップ運動についてはどのようにお考えになっておられるかということをお聞きしたいと思います。 続きまして、2点目でございます。 防災用のFMラジオの放送設備の工事が着々と進んでおられると思いますが、今後の流れについてどのようにお考えなのかをお尋ねします。特に、目の前の半年、1年ということではなくて、中期、長期に対しての考え方、取り組みの仕方はどのように考えておられるか。関連がございますが、AMラジオとの兼ね合いも幾らかは想定をされておられるんでしょうか、御所見をお尋ねいたします。 次に、ため池の安全対策についてでございます。 昨年の西日本豪雨以降、ため池の緊急点検を全国的にやられとると思いますが、ハード面での安全点検であったように感じております。今回はソフト面、使う側から見た安全対策という面でお尋ねをしたいと思います。 その中で1つ、わかりやすい例として、木栓についての見解をどのように持っておられるかということをお尋ねをして、使う側、農家の方々の安全対策という目線での御所見をお願いできたらと思います。 次に、砂川の改修計画についてでございますが、昨年の豪雨災害を受けて1年が来ようとする7月6日、7日に向けてゴールデンウイークのころから山陽新聞さんを初めとしてマスコミ等が1年後の検証という記事、新聞、ラジオ、テレビ、いろんなことで豪雨災害その後ということを特集記事を組まれたりしとると思います。その中で、砂川に関して改修計画、どのようになっておられるんでしょうか。ここに1つ資料がございますけども、砂川の下流域の改修計画が出ております。赤磐市が持っておるところは上流域だろうと思います。その辺の部分についての計画がどのようになっているかをお知らせいただけたらと思います。 それともう1つ、その中で放水路は要らないか。これは旭川でいうところの百間川のようなイメージでお捉えいただけたらと思います。これも山陽新聞5月19日日曜日、その中の検証記事の一部に、百間川がなかったら岡山市の中心市街地180ヘクタール浸水というような検証記事も出ております。その中について、今まで私たちが理科の授業で習った雨の降り方とは最近もう全然雨の降り方が違うと思います。その辺も含めて、すぐにすぐできることではないと十分思っておりますが、先々の対策としてそういったことはいかがでございましょうか。御所見をお伺いいたします。 次に、保育料無償化について。 私自身も勘違いを多々しとったところもございますが、保育料無償化という単語だけがひとり歩きをして、中身がそうアナウンスをされていないんじゃなかろうかという観点からお尋ねをします。最終的には、現場の混乱につながるのかなあという視点でお答えをいただけたらと思います。 ただいま手元に来ております広報の9月号、あれに1ページ、制度設計のことやら説明文が記載されておりましたけど、どれぐらいの方々が見ていただけとるのかなという部分も含めて、まず無償化についての内容、赤磐市の具体的な対応、それと特に次年度以降になろうと思いますが、今後の見通しについてをお尋ねいたします。よろしくお願いします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 塩見総務部長。 ◎総務部長(塩見誠君) それでは、大口議員のまず交通安全についての御質問にお答えをいたします。 毎年春と秋に行われます交通安全県民運動におきまして、赤磐市でも啓発活動を展開しており、市民に理解が深まってきていると認識をいたしております。そのほか、年末年始、ゴールデンウイーク等、車両の通行がふえますその他の時期にも啓発を行っております。また、高齢者向けの出前講座等により、指導、啓発も実施をいたしております。 しかしながら残念なことに、8月には赤磐市内で交通死亡事故が続けて2件発生したことから、赤磐警察署と連携をいたしまして夜間の走行、道路横断について注意を促すため、警戒、啓発を強化し、実施しているところでございます。 次に、横断歩道を渡ろうとしている歩行者等がいるにもかかわらず、停止しない横断歩行者等妨害違反が大変多いことから、赤磐警察署と協力して、歩行者横断時における車の一時停止を徹底するよう取り組みを行ってまいります。 続きまして、FMラジオについての御質問にお答えをいたします。 現在、3中継局に係る整備工事を施工しており、2月末には工事の完成を予定いたしております。3月から79メガヘルツに合わせていただくことで一般のラジオで放送が聞けるようになります。また、放送中に、赤磐市から災害時の避難情報など緊急のお知らせが行われるよう、株式会社岡山シティエフエムと緊急割り込み放送に関します協定書の締結を今後予定いたしております。 中・長期の取り組みといたしましては、赤磐市からの緊急割り込み放送で自動起動するラジオを避難所などの公共施設に整備し、平時には定期的に赤磐市から試験電波を発信し、自動起動ラジオの起動状況を確認し、いつ訪れるかわからない予測できない災害に備えます。また、同時に、赤磐市からの情報伝達手段としてコミュニティFMラジオ放送が新たに加わったことを幅広い市民の方々にお知らせをし、FMラジオを聞いていただくことで赤磐市の防災情報などが入手できることを御確認いただき、日ごろからラジオを聞く習慣づくりについても推進してまいりたいと考えております。 最後に、AMラジオとの兼ね合いでございますが、AMラジオの今後につきましての詳細な内容は現在把握ができておりませんので、詳細については把握してないということで御答弁をさせていただければと思います。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 続いて、答弁を求めます。 入矢保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(入矢五和夫君) それでは、保育料無償化について御質問にお答えします。 無償化の内容といたしましては、幼稚園、保育所、認定こども園の利用において、3歳から5歳児クラスの利用料が無償、ゼロから2歳児クラスの非課税世帯が無償となります。ちなみに、赤磐市では非課税世帯の保育料は現在でも無償とさせていただいております。 今回の無償化では、小学校就学前の3年間分の利用料を無償化ということを基本的な考え方としておりますので、年度途中で満6歳になっても、その年度の3月までは利用料が無償ということになります。ただし、従来、利用料に含まれていたおかず、おやつなどの副食費は、引き続き保護者の負担となります。幼稚園の預かり保育を利用する場合も、認定を受けた上で幼稚園の利用に加え、利用日数に応じて上限額はございますけれども、無償化になります。保育所、認定こども園などを利用できていない方で、認定を受けて認可外保育施設等を利用する場合も、上限額までの利用料が無償化されます。 現在の市の具体的な対応といたしましては、利用者及び関係施設に対して制度の周知に努めているところでございます。今後の見通しにつきましては、無償化により保育の需要が高まることも予想されますが、市内の保育園、こども園においては保育士不足が生じており、受け入れ側の整備を急がないと待機児童問題等が発生しかねません。保育士の確保を初め、受け入れ体制整備に係る各施策を私立の保育園等とも連携して、確実に実施していきたいというふうに考えております。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 続いて、答弁を求めます。 杉原建設事業部長。 ◎建設事業部長(杉原洋二君) それでは、大口議員のため池の安全対策についての質問にお答えをします。 市内には696カ所のため池が存在し、スライド式またはチェーン付きの青銅製のため池栓で改修されたため池が約4割程度あると推測をされます。御指摘のとおり、木製のため池栓はチェーン付きの青銅製ため池栓と比較して開栓時の操作が難しく、労力がかかり危険な面もあります。この対策として、地元から要望があった場合には、予算の範囲内で改修を行っている状況であります。参考といたしまして、平成28年度には2件、29年度には1件、30年度には2件実施しているものでございます。また、チェーン付きの青銅製ため池栓への改修に伴う費用ですが、状況により異なりますが、栓1孔当たり約20万円程度でございます。これに伴う受益者負担金は、事業費の2.5%から7%という状況であります。今後も、営農者の高齢化によりため池の維持管理が困難になってくることが推測されます。より安全で容易な維持管理ができるよう、地元から要望があった場合には予算の範囲内で事業のほうを採択し、改修をしていきたいと考えております。 次に、砂川の改修計画についての質問にお答えをします。 砂川の改修につきましては、昭和57年度に岡山市内の百間川の合流点から上流2.3キロ付近を起点とし、上流に向け現在までに事業の推進が岡山県において行われています。この事業には着手から既に40年が経過しています。このように、河川整備は膨大な費用と時間を要することから、早期改修を目指し、沿線市町で期成会を組織し、国、県に対し早期完成に向けての要望活動を展開しているところであります。 次に、本市における改修の状況ですが、正崎橋より上流約7.3キロにつきましては平成11年度までに既に完成をいたしております。残りの区間が未改修となっている状況であります。 また、記憶に新しい平成24年7月の豪雨では、こぶ川合流から大谷川合流までの約800メートルの区間について、当時流下能力が低かったことから、周辺に浸水被害をもたらしました。これにより、この区間では当時、降雨実績による毎秒160トンの流下能力が確保できるよう、平成24年度より暫定断面での改修工事に着手したところであります。今後においても、一日も早い完成に向け、県、市、地元と連携し、事業推進を図りたいと考えております。 次に、放水路ですが、現在の計画ではございません。 以上であります。 ○議長(金谷文則君) 一括しての答弁が終わりました。 次に、交通安全についての再質問はございますか。 7番大口議員。 ◆7番(大口浩志君) 交通安全について、横断歩道の歩行者等妨害違反を適切に取り締まっていく方針であるというふうに警察のほうと協力してやりますというような御答弁をいただきました。 そこへ、ぜひひとつ、赤磐市内の石相小学校、山陽小学校の子供たちから私が実際に目で見て確認したものを赤磐市中に広げていただけたらと思います。と申しますのが、御津方面へ通勤、通学されとる方のお車が私が住んでおる地区を通りますが、朝たまたま通学時間帯にあったときに、横断歩道でとまってあげると、子供たちが渡った後に上級生がまず振り返って頭を下げてくれます。その後、下級生が順番にこういう感じになっていきます。あれを見ると、それを目撃した運転手は、安全に走らなあかんなあということを思いながら通勤の道を走っておられるんではなかろうかと思います。あの子供たちの行いによって、御津方面へ向けての事故が何件かは減っているんではなかろうかというふうに思います。また、そこの中央図書館前の横断歩道でも、山陽小学校の子供、特にランドセルに黄色のものをつけておられましたので、まだ入られたばっかりではなかったかなあと、春先に目撃しました。おくれてきた男の子が、横断歩道で一旦とまり、私が手をすると、渡った後に帽子をとってありがとうございましたというような態度をとっていただきました。そうすると、また1人おくれてきた子、この子も多分1年生だと思いますけど、同じようにされました。山陽小学校の教育であるのか、お兄さん、お姉さん方の教育であるのか、あれを見ていらつく方はどなたもいらっしゃらないと思います。そういう空気をぜひ交通安全活動の1つのエッセンスとして含めていただけたらと思います。我々大人も、例えば狭い道路、前もって端に寄って、行かせてあげたときに、通り抜けてくる車がどうもありがとう的な空気を出して通り過ぎていくときと無視して通り過ぎていくときと、心の持ちようはそれぞれ違うと思います。そういうところからでも、子供たちが教えてくださったお互いさま。一方的に、自動車だけがゆっくり走れということでもないと思います。道路は自動車も歩行者もみんなが使うものです。お互いさんという空気が少しでもふえれば、悲しい事件、事故、減るんではないでしょうか。 このことをお話をするときに、学校関係者の方ともお話をさせていただきました。かえって横断歩道でとまると、相手側から来た車がとまらなかったら、子供たちを事故に遭わせてしまうかもしれない、そういう危惧があるというようなお話をしましたら、もちろんそれは危ないですし、学校としても指導は一生懸命します。ですが、子供たちもいずれハンドルを握ります、というようなことも現場の方々はおっしゃっておられました。そういう子供たちが教えていただけたいい考え方、文化、今後の交通安全対策に入れていただけたらと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 塩見総務部長。 ◎総務部長(塩見誠君) 大口議員の再質問にお答えをさせていただきます。 まず、歩行者が横断歩道にいた場合、自動車のほうは一旦停止をするということは道路交通法において定められておりまして、それぞれ反則金であったり点数の減点が課せられるような規制のほうがあるのが今の現状でございますが、この規制だけで全てが解決するものでもございません。先ほど大口議員より御提案がございましたように、車を運転する場合での心のゆとりであるとか譲り合い、そのようにちょっと一息ついた運転というのが交通事故を防ぐには一番大きな要因であろうかと思います。ですから、そうしたことにつきまして、交通安全母の会であったり、交通安全の出前講座、そのほかいろんな啓発を行っておりますので、単なる法律関係の違反であるという指導だけじゃなくて、そういうふうに心の面でのゆとりのほうもあわせて啓発の中に盛り込めればと思っておりますので、今後研究させていただきまして、啓発の中に盛り込むようにしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 大口議員、よろしいか。              (7番大口浩志君「はい」と呼ぶ) それでは続きまして、FMラジオについての再質問はございますか。 7番大口議員。 ◆7番(大口浩志君) 先ほどの交通安全の件は、ぜひ子供たちの思いを赤磐市全体に広げていただけたらと思います。よろしくお願いします。 続きまして、防災FMラジオの件につきまして、これから放送局と株式会社岡山シティエフエムと協定書の締結を行うということでございますが、その中に先ほど申し上げました中期、長期の取り組みとして一つ含んでおいて交渉をしていただけたらなあと思うことがありますので、御提案をさせていただけたらと思います。と申しますのが、AMラジオの今後について詳細は把握しておりませんという御答弁だったんですが、私も完全に詳細を把握しているわけではございませんが、全国の放送局の団体が総務省のほうへ今後のAMラジオについての申し入れをしとられると思います。要するに、機器の更新時期が来とって、AMラジオの機器は物すごい莫大な費用がかかるというようなことで、FMラジオとの兼用であるとかいろんなことを考えてくれんだろうかというようなことを業界として総務省のほうへ申し入れられているそうでございます。 そこで、中期、長期と申しますのが、今、赤磐市内には北部を中心にインターネット回線、光回線を業者にお貸しをして我々恩恵を受けておるところも多々あると思います。赤磐市が丸々メンテナンスをするのではなくて、賃借料で幾らかメンテナンス費用にも充てがうことができるようなシステムになっとると推察いたしますが、それの応用で、今後、FMラジオ、AMラジオの兼ね合いがどのようになっていくかわかりませんけども、岡山の放送局でも以前なかったところがワイドFMと称して同じ内容をFM電波につけて飛ばしている放送局も出てきておられるのも皆さんよく御存じだと思います。大阪のほうの放送局も、ワイドFMでいろんなところが発信を始めておられます。そうなった際に、せっかくある赤磐市のFMの中継設備の施設、これを例えば借りていただく、もしくはどこかの放送局が、極端に言えばもう買い取っていただければメンテナンス費用は赤磐市としては発生しないんではなかろうかというような勝手なことも考えておりますが、その辺のことも含めて今後の防災FMについての協定のあり方であるとか、もちろん補助金が絡んでおりますから、今申し上げたようなことができるのかどうかまでは調べれておりませんけども、将来的な負担がなるべく少ないように今から準備をしていただけないでしょうか。いかがでしょう。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 塩見総務部長。 ◎総務部長(塩見誠君) 大口議員の再質問にお答えをさせていただきます。 まず、今後、業者と契約を予定いたしております緊急割り込み放送に関する協定書の内容につきましては、主な内容につきましては今後精査しながら協定を結ぶわけでありますが、赤磐市に災害が起こったときに、赤磐市役所から放送することによりまして岡山シティエフエムの放送の中に電波が乗りまして、赤磐から放送した内容がワイドFMのほうに流れるというような仕組みの協定書を締結する予定にさせていただいております。 それからもう1つ、先ほどAMラジオの今後についての御提言がございました。AMラジオにつきましての今後の詳細については、現在把握ができておりませんが、先ほど大口議員から御提言をいただきましたように、今後このFMのラジオ局が中継局を含めましてできたとしても、当然、市のほうでランニングコストがかかります。当然、毎年のことでございますのでこの負担が大きいというのも事実でございますので、先ほど言われましたAMの廃止が将来的に予測された中で、もう1つといたしましてワイドFMというのが現在運用されておりますので、このワイドFMにつきまして、現在市で整備しております中継局にアンテナをつけることが技術的に可能であるか、また法的に問題がないかについては今後検討させていただいた中で、もし可能ならそれもこれからのランニングコストの低減のための1つの材料として使わせていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 大口議員、よろしいか。              (7番大口浩志君「はい」と呼ぶ) それでは続きまして、ため池の安全対策についての再質問はございますか。 7番大口議員。 ◆7番(大口浩志君) 御答弁ありがとうございました。 なぜ今回このようなことを取り上げをさせていただくかと申しますと、皆さんもお気づきだと思いますけど、今、団塊の世代の方々が中心に、特に稲作そのほか、中心世代として頑張っていただいておるんだと思います。その方々も、年々年を重ねてまいられます。身近なところでも、田んぼの数を減していく、耕作面積を減していくというようなことがだんだんと出てきておるのも事実であると思いますし、皆様方もよく承知だと思います。逆に、最近聞いた事例で一番びっくりしたのが、衛星写真の地図をもとに草刈りを頼まれて、他県から来ましたという方々がもう草刈りをしとる時代になっとるそうでございます。そういう時代にもう既に赤磐市内でもなっているんだなあというのは正直知りませんでしたので、びっくりしました。先ほど申し上げたため池の使用に関しては、夏場の暑いころ、体が疲れているころ、栓のあけ閉めをするようになります。以前、悲しい事故もその際に起こったこともございます。特に、そういうふなれな方々、年齢だけではなくてふなれな方々もこれからは使う可能性がよりふえているという観点で、先ほど地元からの要望があったら検討しますというふうな御答弁でございましたが、より一歩進んだ御提案をしていただけたらと思います。もちろん、全体との兼ね合いがあるので、ため池のことだけをしろとは申しませんが、前もって準備をすることによって防げることがあるのなら、ぜひ事故を1件でも減らすために取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 杉原建設事業部長。 ◎建設事業部長(杉原洋二君) 大口議員の再質問にお答えをします。 高齢化の中で、維持管理、従来どおりやっていくためにはどのような手法をとっていくか、今後切実な問題であると認識をしております。それぞれの地域の中で長年培われてきた慣行、こういったものを踏まえ、安全で維持管理コストの低い管理の手法を地元の方と一体となって考えていきたいと思います。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 大口議員、よろしいか。              (7番大口浩志君「はい」と呼ぶ) それでは続きまして、砂川の改修計画についての再質問はございますか。 7番大口議員。 ◆7番(大口浩志君) 先ほども申し上げましたし、最後に放水路の計画は現在ありません、それはもちろんそうだと思います。素人目に考えてもすごい大事業になるんではなかろうかなあというふうに思います。 先ほども申し上げました、この春先からの西日本豪雨に関しての山陽新聞等の検証記事の中でも、旭川のことであるとか旭川ダムのことであるとか、いろんなところで触れられております。綱渡りで運よく岡山市内、特に駅前とか、大被害がたまたまなかった。今回の場合は小康状態の時期が何時間があって、その間に旭川ダムの水を放流ができて難を逃れたというようなことも検証記事の中で出ております。 それと、先ほども申し上げましたが、先人がつくって何十年、何百年たっておるんか存じませんが、百間川放水路、これがあったからこそ災害を免れることができた。もちろん、今ここにおる我々が元気なうちにできるとは思っておりません。ですけど、将来的に日本の気候もどんどん変わっとるように感じます。将来的な検討課題の一つとして、ぜひその辺も含め、先ほどの目の前の改修計画とともに、次の課題としてでも取り上げていただけるようにしていただけませんでしょうか。特に、平成10年10月だったと記憶しておりますが、旧吉井町のほうで吉井川の氾濫によって大規模災害が起こりました。それを現場で実際に取り組んだ方々がこの中に今もう6人ほどしかいらっしゃらないぐらい年数もたっております。だんだん人間忘れていきますけども、そういうのを経験された方こそ、真備町の小田川の氾濫であるとか、下市のところの土手がもう少しで崩れそうだったとか、沼地区の川が崩れて平島地区が浸水した、ああいうのを見るたびに、砂川は本当に大丈夫なのかというようなことを経験をされた方ほど熱く教えていただきます。 その中で、河川局のほうからいらっしゃった副市長さんがいらっしゃいますが、砂川の流域面積的に今のままで大丈夫なんでしょうか。専門家からの見地の部分で御答弁をいただきたいと思いますし、砂川は皆様御存じのように吉井町中勢実が源流の地でございます。そこへいくと、吉井川水系で滝山川経由で流れていくところ、旭川のほうへ流れるところ、砂川方面へ流れるところを実際に見させていただきました。それらも踏まえて、将来的な部分、もちろんすぐ事業採択するせんという話ではございません。流域面積的にどうなんであろうかということがもしわかれば教えてください。よろしくお願いします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 川島副市長。 ◎副市長(川島明昌君) 大口議員の再質問にお答えさせていただきます。 流域面積的にというよりも、一般的な河川改修としまして流下能力を大きくするということが河川改修の基本となっておりまして、そのためにはまず現在ある河川の河床を下げるとか、堤防を後ろに引いて広げるとか、あと堤防を高くして流れる河積を大きくするとか、そういう形で河川の改修を行っていくということが基本の計画になっています。それで、河積を広げて流下能力が確保できないようであればほかの方法を考えていくということで、まずは上流のほうにダムをつくって水をせきとめて河川に流れる流量を少なくするとか。先ほど大口議員が言われましたように、流れてきた水をそのまま現在の河川に流すのではなくて、ほかのところに新たに河川をつくって水を流すというような方法は考えられるかと思います。ただ、先ほど言われました放水路につきましては、新たに河川をつくるということで広大な面積が必要になってきますので、地域の住民の方々に与える影響も大きいですし、社会的な影響も大きいということ、それから事業費もかなり莫大にかかるということ、それから工事自体もまた長期間にわたるということで、なかなかすぐに効果が上がるということが見込めないものですから、少し流下能力、今までとは違う雨の降り方で流れてくる水の量がふえているということではありますけれども、それに対応するためには、まず現在ある砂川の河川の断面積を広げて流れる量をふやすというのが基本かと考えます。 さらに今後、今想定された雨に基づいて改修計画が立てられておりますが、それ以上の雨が降って、もう現在の砂川の川幅を広げたりして河積を大きくしても流せないということになれば、今言われているような放水路というようなことも今後考えていく必要があるかというふうに考えております。ただ、現在のところでは改修計画自体は今後想定される雨をもとに計画を立てられていると思いますので、すぐに放水路の計画が必要ということにはなかなかならないのかなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 大口議員、よろしいか。 7番大口議員。 ◆7番(大口浩志君) 先ほど私が聞き漏らしとったんかもしれませんが、もちろん今、副市長に御答弁いただいたとおりだろうと推測もいたしますし、先ほどの新聞記事の前にも想定の雨量をもう一段階上げるということが必要ではないかという学識者の方々のお話も新聞記事の中に載っております。もちろん私自身も、すぐにすぐできること、取り上げていただけることとは思っておりませんが、実際に堤防の越水であるとか災害に遭われた方ほど、先ほどのように砂川は大丈夫なのかということをおっしゃっていただきますと、おかげさまでそのような経験は私自身はございませんが、先人たちのせっかくの経験と英知を次世代へ引き継ぐという意味も含めて、今後、腹の中へでもしまっておいていただけたらというふうに思いますし、先ほど聞き漏らしたのかもしれませんが、砂川のまだ未改修部分の計画はいつごろどのように御披露いただけるのかを最後に1点、改めてお聞きして質問とさせていただけたらと思いますが、よろしくお願いします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 杉原建設事業部長。 ◎建設事業部長(杉原洋二君) 大口議員の再質問にお答えをさせていただきます。 赤磐市内における砂川の河川改修の状況につきましては、現在、正崎分の約800メーターの間につきまして工事のほうを進めております。現在のところ、約4割程度が完成をしているという状況でございます。国、県の予算の都合上、今何年かということははっきりとはわかりませんが、早期に効果が期待できるよう、国、県に事業の推進に向けて要望していきたいと思います。また、赤磐市から下流の部分につきましては、岡山県並びに岡山市のほうで河川の改修事業が行われております。今後、情報を共有しながら早期改修に向けて事業を進めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 大口議員、よろしいか。              (7番大口浩志君「はい」と呼ぶ) それでは続きまして、保育料無償化についての再質問はございますか。 7番大口議員。 ◆7番(大口浩志君) いろんなところで、今後、特に10月、11月ぐらいから、例年でしたら次年度の申し込みの時期に入ろうかと思います。その際に、現場でのやりとり、トラブル、勘違い等々がないように、万全を期していただいとると思いますが、特に先ほどの答弁の中にございました、無償とはいいながら、おかず、おやつなどの副食費は請求をするというようなことが無償という言葉に隠れて、もう全てがただなんじゃなかろうかというふうな認識ももしかしたら広がるのかなあと。そういったトラブルをぜひしっかりした準備をしていただいて、1件でもトラブルが少なく、子供たちの笑顔が見えるような赤磐市であっていただきたいと思いますし、それと最後に1点、先ほど光成議員のほうから医療費の無償化についてのことが触れられておりましたけども、無償化ということに関して、今回もこれが始まりますが、1点危惧しとることがございます。例えば、医療費のことについても、医療費の恩恵を受けた子供たちがもう20歳を越えてきております。その子供たちの会話を聞いて愕然としたことが1つございます。お医者さんはただなんだから。ただではありません。赤磐市がかわりに払っております。この無償化も含めて、言葉のひとり歩きにならないように、ぜひその面の啓発も一緒にあわせてやっていただけたらと思います。先々では納税者になる子供たちでもあり、関係者でもあると思います。余り無償無償という言葉が前へ出過ぎると、納税の義務というのが我々にはございますが、それがどこかよそのほうへ行ってしまうんではなかろうかという危惧もございます。目先のことでいえば、9月分までの保育料、未納の方々がもしいらっしゃるんであれば、その面はその面としてきっちりとした対応をとっていただきたいと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 入矢保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(入矢五和夫君) 議員の御質問にお答えします。 申し込み、これからの説明等で、スムーズにトラブルなく移行というお話でございます。 先日も私立の保育園の担当者の方ともしっかり打ち合わせをさせていただいて、移行に向けては準備を進めております。また、個々の利用者の方にも通知をさせていただいて、何が要るのか、何が無償になるのか、そのあたりもしっかりさせていただきながら、説明のほうをきちっとさせていただいてスムーズに移行をしていくように考えております。 また、無償化によって、先ほど医療費の問題もあって、納税意識が薄れるのではないかというような御心配の声もいただきました。ただ、この保育料、また先ほどの医療費、無償化になるんですけれども、全て皆さんの税金というのが基本となっております。そのあたりをしっかりお伝えをして、教育もさせていただきながら納税意識の高揚、そちらのほうもしっかり図っていかんといけんなというふうに感じているところでございます。 また、先ほど申された9月までの滞納分、こちらについてはしっかりと回収をさせていただくということで進めていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 大口議員、よろしいか。              (7番大口浩志君「はい」と呼ぶ) それでは、以上で7番大口議員の一般質問を終わります。              (7番大口浩志君「ありがとうございました」と呼ぶ) 以上で本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。 本日の会議において不穏当と思われる部分につきましては、調査の上、措置いたします。 なお、次の本会議は9月4日水曜日午前10時再開であります。 本日はこれで散会といたします。 大変お疲れさまでございました。              午後2時37分 散会...